第4回 子供の勉強をどう管理するか

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中学受験では、子供たちが自分で計画を立てて、自分でそれをこなしていくという段階にはなかなかなりません。(まあ、受験の3ヶ月前くらいからなら違うでしょうが。)たいていの場合で言えば、お母さんがいない間は、多少なりとも自分のやりたいことを優先してしまう傾向はあるでしょう。(これはお母さんが働いているかどうかはあまり関係がありません。誰も見ていなければ、という話ですね。)

したがって、やはり先に何をするかということを決めておく必要はあるのです。

私が手帳という方法を考えたのは、そのためです。お母さんが勉強を教える必要はなくても、子供たちに何をさせるのかということを管理しておく必要はあるし、それを子供たちに知らせるという点ではスケジュール帳は必要なものだと思ったわけです。

ただ、実際に使ってみると、なかなか計画通りにはいきません。例えば帰宅してからチェックしてみると、あれもやってない、これもやってないということは多々あるわけで。

叱っても、まだ十分にモチベーションがあるわけではないから「つい、友達と遊んでしまった」「つい、ゲームをしてしまった」ということになるのでしょう。

だからまず、モチベーションを考える必要があるわけですね。「なぜ、中学を受けるのか」これが子供にとっても楽しいことである必要があるわけです。

私はよく「私立は休みが多い」という話をしていました。(ホントは週6日制だから、そう多くはないのですが、しかし夏休みや試験休みなどを足すと結構休みは多いのです。)そんなことでも、子供たちには「なに、そうか」という気にさせるものではあるのです。

管理する内容は、もちろん塾の先生と相談して決めればいいわけですが、子供の動機付けはやはり親がいろいろと話をしていく必要があるでしょう。「苦しくてもがんばらないといけない」だけでは、なかなか今の子供たちは動きません。

この学校に行くとこういういいことがある、ということを親が示してあげる必要があるでしょう。

以前、囲碁が好きで「囲碁クラブ」のある学校ばかりを受けた子供がいます。なるほど、そういうモチベーションも大事だなと思いました。そのあたりの話をぜひ、子供たちとしてみてはどうでしょうか?

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