■長かった?冬期講習もそろそろ終わりに近づいてきました。と思ったらもう入試が始まっています。さて、この入試直前期に何をやればいいでしょうか?
■勉強としては、これまでやってきたことを何回となく繰り返して確認することです。紫キャベツ液で酸性は何色? 現在の衆議院の議員定数は何人?当たり前に覚えていることですが、しかし、突然あれ?と思ったりするものです。これまで繰り返しやってきたテキストや問題集をやりなおししながら、確認してください。漢字も大事ですから、ていねいに書いていきましょう。
■もうひとつは過去の入試問題を解いていくことです。すでにもう自分の受ける学校の過去問は3回以上やってしまったのであるならば、他の学校の入試問題にも挑戦してみてください。まだ自分の受ける学校の入試問題が十分でないなら、それをやってください。いずれにしても問題中心、できない問題があれば、解答を読んでみる、ミスをしてしまったなら、それを深く反省する、そういう繰り返しの中で力をつけていきます。
■プロ野球の選手は2月1日からキャンプに入ります。そしていろいろな練習をしていきますが、開幕前になるとたくさんの試合が組まれていきます。オープン戦と呼ばれていますが、これらの試合を通じて、いままで練習してきた技術を確認したり、磨きをかけたりするのです。勉強も同じ。入試直前は、自分で勝手模擬試験をやってください。
■いろいろな学校の入試問題を時間を決めて、解答用紙を作って解いていくのです。あまり難しい問題は、やらなくてもよいでしょう。それよりも自分のできる問題を確実に解く練習をするべきです。たとえば計算問題や一行問題、漢字などは絶対に落とさないというつもりで解いていきましょう。そして採点して、自分のミスについては、なぜそれをやってしまったのか考え、防ぐ方法を見つけていきましょう。できなかった問題で、これは無理だなあと思う問題は捨ててしまってもかまいません。
■こうやって自分の机や塾でオープン戦をどんどんやってください。そのオープン戦の中で、自分がこれまで培って力に磨きをかけて、やってくる公式戦(入試本番)にそなえてほしいと思います。
(平成18年1月7日)