第7回 自分で勉強しよう

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■受験勉強が始まると、お母さんやお父さんから「勉強しなさい!」といわれることが結構でてくるのではないでしょうか?言われて、どんな気持ち?「頭きちゃう!」つい「わかってるよ」とか言いたくなったりするかもしれません。

■みなさんは、中学受験をすると決めたので、勉強をしなければなりません。受験をしない他の子どもたちに比べれば、当然、勉強する量も多くなるでしょう。そんなことは、わかっているのです。でも、お父さん、お母さんから見ると、「勉強しなさい」といいたくなるような状態になっているのです。

■どうして?そうだなあ。まず、みなさんにとって受験勉強はたぶん初めての経験でしょう。したがって、いったいどのくらい勉強すれば大丈夫なのか、あまり見当がついていないかもしれませんね。でも、お父さんやお母さんは受験の経験があるので、「やはりこのくらい勉強しないと合格しない」と思っている姿があるのだと思うのです。

■みなさんは、勉強しているつもり。でも、お父さんやお母さんはそうは思っていない。だから不幸がおこるわけです。そこで前にお話したように、計画を作りどれくらい勉強すればいいのか、具体的に決める必要があるわけですね。

■さて、計画は決まったわけですが、実際に自分で勉強できていますか?お母さんに「ほら、いつから始めるの?」なんて言われてません?「わかってるよ」と捨てセリフをはいている人もいるかもしれませんね。

■せっかく計画を立てたのだから、自分でどんどん勉強しましょう。自分の時間を自分でコントロールすること、これは自立の第一歩だとお話しましたね。ですから、自分で決めたことは、自分でどんどんやる、そうすれば勉強にも生活にももっと自信がわいてくるはずです。

■「あれ、なぜテレビ見てるの?」「え、だって今日やることは全部終わったから」(カッコイイ!)そんな風に毎日の生活を送ってください。やらされる勉強をしたのでは、なかなか力がつきません。自分でやる勉強、自分でやってやろうと思う勉強だと、短時間でもものすごく力がつくものです。

■お父さんやお母さんから「勉強しなさい」といわれているうちは、まだまだ「やらされている勉強」をしているだけのこと。「自分からやる勉強」ができるように、これからがんばってください。

(平成17年2月15日)

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