■ここ数年、中学受験の熱がまた高まってきました。今年の受験を見ても、受験者数、受験率とも過去最高です。少子化にもかかわらずこれだけ受験熱が高まってくると、いろいろな無理がまかり通ってきます。中学受験は本来、子どもたちのより良い教育のためにするものが、その過程が目的から逸脱し始めてくるのです。
■それを避けるためには家庭がイニシャティブをとって、お父さん、お母さんが子どもたちをうまくサポートしながら中学受験を進めていかなければなりません。しかし、一方で6年生の問題になると「難しい」「教えられない」という声も聞こえてきます。
■今年の2月から私は久しぶりに母親教室を始めました。四谷大塚の予習シリーズにしたがって6年生の保護者のみなさんに毎週の算数と理科の学習の仕方や問題の解説を行っています。ただ教室へお越しになれる方はやはり少数で、何か別の方法がないかと考えてきました。
■いろいろ考えた末に動画でその内容をお伝えしようと思ったのですが、当然それなりの規模の仕組みが必要になります。残念ながら個人の努力だけではまかないきれないので、今回は会社の力を借りることにしました。それがe-duce.netというサイトです。
■地方や海外の方が、自宅でお子さんを教えたり、あるいは現在塾に通われている方の一助になればと思います。1学期(4月)から毎週の四谷大塚、予習シリーズの内容にしたがって、指導方法や例題などの解説を行います。ただ画面もそれほど大きくないので、長い時間見ていただくのは大変ですから20分程度の長さに編集されています。
■現在試運転を行っています。サイトには今年の中学入試を振り返った「ビデオ版中学入試説明会」の他、また懲りずに始めた「まだまだ母親講座」なども掲載しました。教え方ビデオはサンプル版がごらんいただけますので、お役に立つようであればご入会いただければと思います。
■詳しくはhttp://www.e-duce.netをごらんください。もちろん、田中貴.netも従来通り続けていきますので、こちらの方もぜひお役立ていただければと思います。
(平成17年3月20日)