第一志望に合格しなかった子が、明日再び第一志望の二次募集に挑みます。
昨年も同じようなことがありました。第一志望に合格せず、途中で何とか止まったものの、本人としてはがっかりしていました。
「二次の方が難しいから。」
「当たり前だ。とる人数だって少ない。」
「やっぱり無理よね。」
「無理と決めたら無理だね。でも、やってみないとわからないんじゃないの?」
「・・・・」
「行きたかったんじゃないの?」
「それはそうです。」
「じゃあ、いずれにしてもやるしかないでしょ。」
「わかってます。最後までがんばるんだから。」
そういって出かけていきました。
「満足した。たぶんだめだと思うけど、でも精一杯やったから満足。」
そういってにこやかに彼女の入試は終わりました。
そして結果発表。知らせてくれたのはお母さんでした。
「先生、何かの間違いかしら。合格してます。」
「それはおめでとうございます。ちゃんと書類をもらってきてください。」
「はい、しっかり持ってます。」
最後までがんばる子には何かしら良いことがおこると私は信じています。