時間

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昨日、大倉山で6年生の国語を見ていました。

第一志望の入試問題を解いていたのですが、まあ時間のかかること。たまたま最後彼一人になったので、本人が納得いくまでやらせてみました。
終わった瞬間「ふーっ」と本人が息をはくほど、結構集中してはやっていたのですが、かかった時間は試験時間のほぼ倍。

しかし、採点してみると、結構できているのですね。文章だって読み取れているし、記述も書いている。

この結果について考えさせられました。

当然入試だから、試験時間は決まっています。この子は同じ試験時間で切られてしまえばたぶん半分もとれないでしょう。しかし、じっくり時間があれば十分に文章も理解できるし、答えを書けもするのです。

試験時間が決まっているから、当然、これでは勝負できません。ただ、本人ができるということは明確なので、そのことをしっかり認めてあげることは大事なのです。

「あとはいかに早く終わるかだね」
「はい」
と、でも本人は結構満足そうでした。あと4ヵ月半。どうやって時間内に終わらせるか、また指導の工夫が必要ですが、でも本質は時間内に終わらせることではないという視点を私は持っていたいと思います。

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