先生の技量よりもシステムで

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その塾は、以前の塾のスタッフが独立して作りました。

だから、スタッフが独立するとどうなるか、ということはよくわかっている。なので、スタッフが独立しても大丈夫なシステムを創る、ということがポイントになったのです。

そこで考え出されたのがクラス分けです。

大義名分は、子どもたちのレベルに合わせた授業をやる、ということなのですが、裏には別の目論見がある。

つまり、先生は選べないのです。選べないだけではなく、合わない先生でもクラスを変えられない。

先生との相性は結構大事なのですが、そんなことを言い出したらきりがない。だから成績で輪切りにして、良い先生は上のクラスにして「成績を上げてからいらっしゃい。」みたいな感じになってしまいました。

クラスだけではなく、席も決めるので、「目が悪いから前の席に座らせてください」という話もシャットアウトしています。まあ、塾にとっては良く考えられたシステムですが、しかし、それを創った人々がまた独立して違う塾を創り、今度は「先生の力が大事です。」と言い出しているのだとか。

でも先生との相性はやはり大事です。子どもが伸びるのは、システムばかりではないでしょう。


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