どちらかが少し受験から距離を置く

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昔は、中学受験に関わっていたのはお母さんがほとんどでした。保護者会でもお母さんばかりだし、面談もお母さん。

ところが今はだいぶん状況が変わりました。説明会や保護者会だとお父さんの方が多いということも結構あります。

さらに志望校面談でお父さんが出てこられることも多い。ご夫婦で来られることも多くなりました。

で、こういう状況は子どもたちにとって良いともいえるし、良くないともいえる。

悪い点は逃げ場がなくなっていること。

昔のお父さんは「おれは小学校の時に勉強なんかしなかった」と言い放ってママの顰蹙(ひんしゅく)を買っていたものですが、その分、子どもたちがちょっとホッとできる存在でもあったのです。

なので、どちらかが少し受験から距離を置く、というのは大事な作法かもしれないと思います。

お父さん、お母さん共に熱心で、いろいろ子どもたちに言い始めると、子どもたちの逃げ場がなくなる。

「まあ、少し落ち着いて」とどちらかが言える状況だといろいろうまくいくこともあるものです。

ということで、さあ、どちらが距離を置く方に回るか、ちょっと相談してみてください。


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