第20回 中学受験は親がやらせることだから

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新4年生のクラスを担当すると、よく子どもたちに聞いていました。

「どうしてこの塾に来たのか、聞くからね?」
といって
「ママに行けといわれた人?」

圧勝。

クラスのほとんどが手を上げます。

かくのごとく、中学受験は親がやらせているのです。

ここを認識してください。

「うちの子がやりたい、って言ったから。」
最初に塾探しを始めたのはそうかもしれませんね。

でも、お金を出したのは親だし。つまりそれは親がやらせたことなのです。

だから「やめる」ときに子どもの気持ちを聞くのは当然ありだとしても、最後の決断をするのは「親」なのです。

中学受験はだれもがしなければいけない受験ではありません。

むしろ中学受験をしたことで、子どもがしんどくなったり、親子関係がうまくいかなくなったりすることもあります。

ずるずると決断を伸ばしてしまっては、むしろいけないこともあります。親がやめさせる、ということを受け入れて決断し、実行することでしょう。

私は、子どもが受験したいから、といって受験を始めてもいいが、基本的に中学受験は「親がやらせること」だということを親が認識していないといけないと思います。

この認識がずれると、親子関係に問題がおこります。親が子どもに腹を立てるケースが多くなる。

「やらないんなら、やめさせるわよ」

じゃなくて、

「退会手続きとってきた」

じゃなければいけないのです。

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