第467回 出題に関するコロナ禍の影響

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■ 2月3日まで入試が進みましたが、各校の入試問題を見てみると、例年に比べてやや変化が出てきていると感じる問題が出てきました。

■ 思い起こしてみると、2月28日から緊急事態宣言が出されて、学校は2ヶ月間休校になり、塾も授業ができなくなりました。で、それは家で勉強できるから良いだろう、という面もあったかもしれませんが、しかし、子どもたちからすればずっと家にいないといけない状況。

■ さらに追い打ちをかけたのが、夏休みの短縮です。学校が休校分を取り戻したいということで夏休みを短縮したのですが、塾も本当のことを言えば2ヶ月間を取り戻したいところがあった。したがって夏期講習が短くなったのはやはり痛かったのです。

■ で、各校ともこの状況を鑑みたとき、例年通りの出題で良いかとうか、という問題につきあったでしょう。もちろん大幅に変えるわけにはいかないが、みんなができない、という問題は出したくない。しかし、実際に秋に相当がんばったとしても、やはり力が足りていない場合があり得る。

■ そこで考え出されたのが、記述と資料読解問題、あるいはじっくり考える問題でした。つまり、思考力、表現力を問う。特に知識がなくてもそれなりに考える力が鍛えられてれば解ける問題、というのを出題したのです。

■ これは傾向が変わったのではなく、今年の対応として学校側がどうしても必要だった、と判断したからでしょう。あまりにみんなができなくて差がつかないよりは、しっかりとした思考力を見極めることで結果につなげたいと考えるのは当然といえば当然の結果でした。

■ 最後までコロナ禍でいろいろ影響があった子どもたちですが、その分、タフネスさも身について柔軟に対応できたのではないかと思います。


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