進学塾は3年生の3学期から始まります。
塾に初めてくる子どもたちに、まず指導しなければなら
ないのがノートの書き方。
小学校では最近、あまり板書を写させないようで、
問題の解き方を説明した後、ノートに写す時間を
作り、見て回ります。
だいたいの子が罫の入ったノートをもってきますが
その罫を意識して書く子は半数くらい。
残りの半分は罫などまったく無視して字を書きます。
「この線さあ、なぜ書いてあると思う?」
「・・・・?」
「この間に書いてくれると、きれいに見えるから、
ここに書いてって教えてくれる線なんだけど。」
「無理!だって、先生、こんな中に僕の字、入んないよ。」
実は、私、これに言い返せないのです。
そうだよね。別に枠にはまんなくたっていいもんね。
だからノート指導は不得意な範囲です。
すぐどうでもよくなっちゃう。
「気が向いたら、入れてみて」
まあ、こういうのが精一杯ですから。