塾風、というのはいくつかあるのですが、大別すると2通りあります。
1つは、塾でなるべく完結しようというやり方。まず通塾日が多い。この時期に週4日とか、週5日通います。宿題もそれなりに出て、とにかく塾にやることを全部決められる。決められるし、それ以外のことをする時間もないから、ただ塾任せ、ということになりやすいでしょう。
一方もうひとつは、あまり宿題が多くない。カリキュラムはあるので、それを勉強してもらうが、最終的には組み分け試験ですべてチェックするので、家庭でがんばってください、と言われるパターン。通塾日は多くないし、宿題もそれほどでもないが、しかし、競争させられているので、親が子どもといっしょにがんばらなければいけない、という塾、
どちらが良いか、と言えば、結果的には後者に軍配が上がっているのではないか、という気がしています。
塾ですべて管理する、というのはなかなか難しい。土台、塾に来る時間は増やしてもそれなりに限界があるし、何より個々に子どもの修得率が違うから、何を課題とするかは本来、子どもによって違うのです。それをフォローするとなると、やはり塾だけでは限界がでてくるということでしょう。家庭がいっしょにやらないとなかなかうまくいかないところがある。
しかし、親がなかなかそんな時間はとれない、という場合もあるでしょう。その場合は前者の塾に任せる以外にはないでしょうから、あとは塾と本人にがんばってもらうしかないのです。
中学受験は親子の受験である、というのはその通りで、お父さん、お母さんと子どもがいかにタッグを組んでがんばるか、というところがあるのは事実です。逆に高校受験になれば、最早親はそれほど多く関与することはなく、本人と学校と塾、という関係になってくるでしょう。
それぞれの家庭の事情によって、やり方は変わってくると思うので、その事情に合わせて塾を考えるべきです。本当はもっと親が関わりたい、と思ってもガチガチにスケジュールが決められるとそれなりに不満になるし、逆になかなかそんな時間が取れないのに、家庭に任せられても・・・と思うのであればやはり選ぶ塾が違っていた、ということになるのです。
山の登り方はいろいろあるので、残り半年我が家はどうやるか、ということを考えながら、ぜひ勉強を進めてもらいたいと思います。
なので、できる範囲内でしっかりがんばれれば良いのです。コツコツやっていくうちに、だんだん力は磨かれていくものですから。
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受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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