自学自習のくせをつけるには

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中学受験のカリキュラムは、いくつかの塾が提供していますが
家庭で簡単に利用できるのは、四谷大塚の予習シリーズではない
でしょうか。

予習シリーズのコンセプトは、まさに自学自習です。内容は子
どもたちが自宅で学習し、週末テストを受けてその学習を確認
する流れで進んでいきます。

スタートは3年生の3学期。

理科社会の図版も大変きれいにできていますし、家で学習する
には一番、手にしやすい教材でしょう。しかも演習問題集、
計算問題集など副教材もいろいろ用意されています。全部
やる必要は当然ありませんが、週末のテストの結果で、考え
ていきます。

また予習シリーズはスパイラル型カリキュラムですから、
同じ単元が何回かにわかれて繰り返されます。この過程は
非常に大事で、ステップ、ステップで確認しながら進めていく
ことができます。

四谷大塚のテストは四谷大塚各校舎の他、首都圏提携塾でも
受験できますから、近くの会場を選ぶことができます。230
塾500教室参加しているネットワークですから、大抵の地域
にはあるのではないでしょうか。

そして、その勉強を進めていく過程で、初めて塾を検討すると
良いと思います。特に4年生はまだ、習い事があったり、友達
と遊んだりしなければなりません。しかも体力がありませんか
ら、そんなにたくさん塾に通えるわけでもないのです。

家で勉強をスタートし、まずはテストを受けてみる。

そこから、内容を検討しながら、家で補助ができない部分だけ
塾を利用するというやり方を考えてみてください。

このやり方は当然、親に負担がかかります。

しかし、自学自習のくせがついていけば、子どもの将来においては
非常に実りの大きいものになるでしょう。

何かを得れば何かを失います。

例えば塾がいろいろ面倒を見てくれるということは、自分で何かを
やる機会を失ってしまうということです。

教育はそういう側面を持っていますから、教育サービスを使えるだ
け使っても、うまくはいかないのです。

まずは家庭が主権を持たなければいけないのではないでしょうか。

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