天体に関する問題

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2018年早稲田実業の問題です。


次の図1は地球が太陽のまわりを公転するようすを,図2は月が地球のまわりを公転するようすをそれぞれ表したものです。以下の問1,問2に答えなさい。

問1 太陽などの天体が真南にきて一番高く上がったとき,その天体と地平線との間の角度のことを南中高度といいます。東京(東経139°北緯36°)における冬至の日の太陽の南中高度を答えなさい。ただし,地軸は図1のようにいつも一定の向きに傾いており,地球が太陽のまわりを回る公転面と地軸がなす角度は66.6°です。

問2 ①満月と,②上弦の月について,東京におけるこれらの月の南中高度が最も高くなる時期を次の(ア)~(カ)からそれぞれ1つずつ選び,記号で答えなさい。ただし,地球の公転面と月の公転面は約5°傾いていますが,同じ平面上を公転していると考えてかまいません。
(ア)春分の頃 (イ)夏至の頃      (ウ)秋分の頃
(エ)冬至の頃 (オ)春分の頃と秋分の頃 (カ)夏至の頃と冬至の頃

【解説と解答】
(1)冬至の南中高度は90-(北緯+23.4)になるので、90-(36+23.4)=30.6
(答え)30.6°

(2)東京での南中高度です。地軸が月に向かって傾いている時が南中高度が高く、その逆が低くなります。
満月は、太陽→地球→月の順で並んでいますから、冬至の時に地軸が月の方に傾きます。
春分の日に上弦の月は太陽から見て右側、下弦の月は太陽から見て左側になるので、地軸が傾いているのは上弦の月になります。夏至、冬至はともに上弦の月の側に地軸は傾いておらず、秋分の日は下弦の月の方に地軸が傾きます。
(答え)① エ ② ア


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