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大きい塾では、毎月1回組み分けテストがありますね。
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結構下の学年からスタートします。先生も、席順もこのテストで決まるといわれると、どうしても親ががんばることになりますね。
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子どもたちからすれば、遊びたいし、ゲームもやりたいし、組み分けテストに対してモチベーションが高くなるはずがない。そんなことは塾は百も承知しています。だからお父さん、お母さんにがんばってもらおうと、まあ、そういう仕組みになっているわけです。
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で、低学年からがんばってきたご家庭が、この6年生になってくたびれてくる。
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しかも、低学年は人数が少なかったから、そこそこいいクラスに入れたのが、だんだん下がってくる。子どももくたびれる。自信がない。で、私のところまで相談にこられたりするわけです。
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自信がなくなるも大変だが、体調まで崩してしまうというのは、いかがなものかと、私は思いますね。
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だから、どこかで、親はさめている部分があっていい。
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「このクラスにいなければ、合格できない」と塾は言います。
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でもね、批判的な言い方をすれば、「その塾の勉強の仕方をすれば」という前提があるでしょう?
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違うやり方は当然あります。
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だから、組み分けテストでうまくいかない、とか、消耗が激しいとか、子どものやる気がいまひとつ湧いていなければ、塾の勉強スタイルがあっていないのだと思った方がいいです。
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それはなるべく早く決断をした方がいい。実は5年生の秋~冬がひとつの見極め時なのです。最後の1年、このままで大丈夫か。6年の今頃になって、あわてなくてもいいように、もう一度、冷静に子どもたちの様子をみてください。