なぜ、君はこの学校を受けたの?

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と面接で聞かれたとしましょう。

「父が薦めてくれました。」

いや、その通りだろうと思うのです。「母が薦めてくれました」もありかもしれない。これはこれでひとつの答えではありますが、やはり具体性に欠ける答えです。でも考えていないとこんな答えも出てくるかもしれません。

最近は面接の試験がなくなってきているので、これを聞かれないまま試験を受けている子が多くなりました。

というのは、面倒がなくて良い、という部分もありますが、逆にだから「入学後ピントが外れてる」という場合もあるかもしれません。

「ピントが外れる」というのは、つまり「本当にきたかったかどうか」わからないから、クラブ活動にしても、学校の活動にしても「別にどうでもいいや」という感じについなってしまう、という意味です。

別に反抗する、ということではないが、しかし力が入っていない、というのは誰の目から見ても明らか、という状態。

これはやはり「本当に来たかったのか」ということが本人の中で明確になっていなかったのでしょう。

面接試験の良さというのは、実はここにあるのです。つまり学校がわざわざ聞くのだから、一応準備するわけで、

「クラブで~がしたい」とか「文化祭で~のようなことをしたい」というようなことを具体的に考える。

別に面接で聞かれずとも準備をする分、そこが明確になるから、入った後にピントがずれることが多少なりとも少なくなります。

したがって・・・

面接がなくとも家族でどうしてこの学校を受けるのか?ということをちゃんと話しておきましょう。

「だって、公立に行くわけには行かないでしょ?」

はだめです。

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