焦点は得点力へ

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受験勉強をするのは、入試に合格するためです。

入試に合格するためには合格点をとる必要があります。したがって、これからの勉強は当日の入試で合格点を取るための練習でなければならない。さらに言えば、受験する学校の入試問題で合格点を取る、ということが必要であって、模擬試験で合格80%偏差値をとる、ということではありません。

入試で合格点を取るということと、模擬試験で合格可能性80%以上をとる、ということは同じようでいて、実はそうではないのです。

中学入試はすべて独自入試です。学校がほしいと思う人材を思い描き、学校の教育に合う素質を持つ子どもたちを選びたい、と考えます。

例えば、入試で記述式の問題を採用しようという学校は、入学後、レポートの多い学校でしょう。文章を書くということが苦手であるとするならば、レポートの提出は地獄みたいに思えるかもしれません。それでは学校生活が楽しくないし、子どもが得るものも少ない。

だから入試で記述式の問題を出して、その素養を確かめるのです。

逆に言えば、それに合わせて練習を積み重ねていくことで、学校の求める人材像に近づいていくわけで、だから過去問練習は大事です。

で、これから後半戦はその入試で1点でも多く取る、ということがテーマでなけらばならない。出ないと思えるものまでやる時間はないのです。また問題を読み違えたり、計算ミスをすることも本当にもったいない。

そういうことをひとつひとつ詰めていって、最終的に合格点がとれれば今回の練習は大成功、ということになるわけで、そろそろ完全に入試へ向けて切り替えてください。

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