精神年齢

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中学受験というのは全員が12才の春に受けます。しかし、精神的な成長(あるいは精神年齢)が同じかといえば、そうではありません。大人だなあと感じる子もいれば、「受験はまだ早い」と感じる子もいます。一般には女の子の方が男の子よりも精神年齢は高いといわれますが、女の子の中にも幼い子はたくさんいます。

中学受験ではやはり、精神年齢の高い子が有利であることは間違いないでしょう。実際の入試準備では数字に追われます。偏差値、順位、あるいは合格可能性。それを冷静に受け止めて、次に何をするか具体的に考えていけるかどうか。ここがポイントなのです。
幼い子は数字を受け止めるとき、大きく2つに分かれます。
ひとつは無頓着。「そんなのは関係ない」「何かの間違い」
うん。これは一つの解決法ではあるのですが、現状を変える具体的な方法に行かなければ進歩は当然ありません。

もうひとつは落ち込む。
「どうせ、できない」「やってもムリだ」
となってしまうと、当然のことながら前には進みません。

私が志望校の別に関係ない組み分けテストに反対なのは、いらない劣等感を植え付けられるからなのです。今の子どもたちは以前に比べれば明らかに幼い。これはいやな事件も多いので、お父さん、お母さんが子どもたちを知らず知らず過保護に育てていることにひとつの理由があるでしょう。そういう子どもたちにストレスのある環境を与えれば、前向きに考えるのはむずかしくなります。

少なくも、受験に耐えうる精神的な成長は中学受験でも必要です。では、どうすればいいか。

やはり自立させるということが一番なのではないかと思うのです。自分でできることは、どんどんさせる。勉強よりも生活面でまず自立させることが大事なのではないでしょか。

今年受験学年を迎えて、まだお母さんに起こされないと起きない子は、まずそこから直すべきでしょう。

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