第36回 合不合の結果をどうとらえるか

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    入学試験というのは必ず結果がでます。合格が不合格か、1点足りなくても不合格は不合格。しかし、それはその試験だけの話。数時間の試験ができたか、できなかったか、その結果が出ただけのことです。
    だから、その結果にあまりこだわっていると、次の試験で力を出せません。
    私は今まで、たくさんの受験生を送り出してきました。そしてほとんどの受験生は合格も不合格も経験しています。
    つまり負けることもあるのです。そしてみなさんに良くわかってほしいのは、失敗することは恥ずかしいことではないということです。「落ちたらどうしよう」という心配が、突然心に浮かぶことがあるかもしれません。そしてそれが「恥ずかしい」とか「みっともない」ことだと思うと、試験が怖くなります。
    しかし、人間生きていたら「負ける」ことだってあるのです。それは悔しいことであるけれど、恥ずかしいことでも、みっともないことでもないのです。
    入学試験は不合格である人の方が多いのですから、「負ける」ときは潔く負けを認めて、次に勝ちにいってください。
    反省するところは反省して、失敗を繰り返さなければそれで良いのです。
    ひとつひとつの学校の入試の結果に一喜一憂することなく、それぞれの入試で自分の力を出し切ることに集中してほしいと思います。
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第36回 合不合の結果をどうとらえるか」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: 初心者ボードの失敗体験

  2. Nagai

    田中先生、娘の受験は今日(3日)で終わりました。
    お陰様で第一志望の中学校に合格することができました。
    初日の試験は本人が思った以上に緊張してしまい、思うように解けず、
    結果は不合格でした。
    大泣きしてK先生に自分で報告した後、自分から「明日のために勉強をみてもらいたい」とお願いして、快く受けてくれたK先生に甘えて塾で7時から9時まで
    勉強をみてもらい、帰宅後も勉強して翌日再チャレンジ。
    2回目にして合格することができました。

    娘なりに泣いた後は気持ちを翌日の試験へ切り替えたようです。
    塾に迎えに行った時の表情は送って行った表情とは違い、明るくなっていました。
    田中先生のおっしゃる通り、不合格の結果を引きずらないように塾へ行って勉強することで、うまく切り替えることが出来たのだと思います。
    あのまま家に帰宅したら、2日目もダメかもと考えたのだと思います。
    わが子ながらその切り替えをしようとした強さを見て、もうそれだけでも
    受験を経験したことは無駄ではなかったと思えました。
    勉強のできる、できないだけでなく、気持ちを切り替えていけるか、気力体力もすごく大事なことだと思いました。

    残念ながら第二志望の学校は不合格でした。
    結果は3校受験して合格をもらったのは2校です。
    本人は第二志望も合格したかったようで、ガッカリしていましたが
    今は第一志望の受験者ではなく新入生になれることがうれしいと
    すっきりとした達成感のある表情をしています。

    ただ、明日から塾に行って勉強できないこと、先生と友達に会えなくなることが
    寂しいとも言っていました。
    明日から卒業まではまた普通の小学生に戻ります。
    田中先生にはご迷惑をお掛けして、ご相談にのっていただいたりと本当に
    お世話になりました。
    このコメントの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

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