第37回 模擬試験の見方(2)

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何を失敗したのか?という点でいえば、いくつか問題点が浮かび上がってきます。

(1)まだよくわかっていない分野がある。
(2)問題を読み飛ばした
(3)条件を勘違いした
(4)計算間違いをした
(5)時間が不足した

などがあるでしょう。それぞれについて対策を考えていきましょう。

(1)まだよくわかっていない分野がある。
早急に復習する必要があります。例えば理科では浮力、電気、天体など、子どもたちが不得意な範囲はある程度決まってきます。これまでのテキストを読み直したり、練習問題をやってみたりする必要がありますが、自分が受ける学校であまり出ないということになれば、それほど時間をかける必要はありません。要は、頻出する範囲に対する苦手がないかどうか?ということが一番大事です。

また、あまり細かいことまで覚えていても仕方がありませんから、むしろ、「まとめ」を利用すると良いでしょう。四谷大塚の四科のまとめなどをいい教材になると思います。

(2)問題を読み飛ばした
これはやはりあせっているから起こることでしょう。過去問や入試傾向の似た他の学校の過去問を時間を決めてやることによって、練習をしていくのが良いと思います。このとき、
①条件にしっかり下線を引くこと
②それを使っているかどうかチェックすること
③答えが出たと思ったら、もう一度問題を確認すること
の3点をしっかり守ることでしょう。

(3)条件を勘違いした
早飲み込みというか、自分が知っている問題だと勘違いする場合が多いようです。(2)と同じ対策をしていきますが、これもあせりからくるケースが多いので、自分のできる問題をしっかりできればいいんだという考え方に切り替えることでしょう。

(4)計算間違いをした
よくありますね。最初から計算間違いをして、ずいぶん損をしている子どもたちが多いものです。
①計算は式をまず書くこと
②たて式の計算をやったら、その場でもう一度見直すこと。
の2点を徹底します。日ごろから計算練習をしていると思いますが、たくさんやる必要はありません。その代わり「絶対に間違えない」というやり方をしてください。1日3問でいいですから、見直しをして、これで絶対あっているという確信を得たところで、答え合わせをするように練習すると、ミスは減っていきます。

(5)時間が不足する
基本的にあわてても、ミスが連発するだけです。合不合は差を大きくするために、たくさんの問題を出していますが、受験する学校の入試は多分、これほど忙しくはないでしょう。ですから、時間が不足してもあまり気にしない。むしろ「できる問題」を確実に得点する練習をしたらいいと思います。

秋の学習のポイントは
(1)授業の復習
(2)過去問の練習
(3)知識の暗記
の3点です。特に(3)にはこれから時間がかかると思いますが、しかし、算数の答案練習は欠かさないように注意してください。もはや、あまり難しい問題はいいので、ミスをしない、という一点に絞って演習を進めていくことが大事です。

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