夏休みの勉強で、できない分野を復習するのはとても大事なことです。苦手なところはどこか、をまず明確にする必要があるわけですが、過去の試験データがない、という場合もあるかもしれません。
そうなると、一応一通り解いてみるということが必要になるでしょう。すべての範囲が載っている薄い問題集を用意します。
これはいくつか出ていて、塾でまとめのテキストを出している場合もあるでしょう。あるいは書店で買い求めても良いかもしれません。ただし、絶対に厚い本を選んではいけません。厚いとどうしても、時間がかかる。また子どものモチベーションを上げるのにも難しくなります。だからなるべく薄い問題集を選ぶ。そして、その基本問題だけ、どんどん解いていき、「わからないものは飛ばす」というルールで範囲を拾っていきます。
わからなければ飛ばす、というのは「え?」と思われるかもしれませんが、大事なのはどこができないか、を探すことなので、それができる、できないは後からフォローを考えれば良い。これは、算数に限らず、理科にも有効な方法です。ただ知識を忘れてしまっている、あるいは覚えていなければ、全部だめ、ということになりかねないので、知識分野は外して考えるのが良いでしょう。
一通りやってみて、できなかった範囲がはっきりすれば、そこを復習しなければなりませんが、ただしそれが第一志望の出題傾向から外れていれば、あまり力をいれなくても良いでしょう。
大事なのはできなくて、良く出る範囲です。
そのためには現状を十分に把握しなければなりません。模擬テストなども資料で、問題別に平均点を出してくれるテストがあります。これも有効でしょう。みんなができて、自分ができなければこのテーマは克服しなければならないテーマですから、一度しっかり復習することが必要になります。
模擬試験はどうしても合格可能性に目が行きやすいのですが、この時期に合格可能性を議論するよりも、「何ができるようになればよいのか」に絞ってデータを調べてみてください。
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めげない子
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