入試日程

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「先生、来年は2月1日の試験の次に2日をやろうと思います。」
とある学校に伺ったときに話をされました。
「2月3日でしたよね。2回目は。」
「そうです。本当は3日がいいのです。1日の結果が出て、2日に手続きに来ていただく。そうすると、3日にとれる数がある程度見えるからです。しかし、それだと遅いかもしれない。」
「遅い?」
「そうです。本校がある地域で、成績などから考えてライバル校といえるのはA校とB校なのですが、両校とも2日に試験をやることになった。となると、本校ものんびりとしていられない。」
「え?相手が2日なら、3日の方が良いのではないのですか?」
「そうとも言えます。ただ、2日に入試だと3日が手続き、3日が入試だと4日が手続き。保護者にとっては、早く決まった方がやはりうれしいのです。」
「それはそうですが、でも競合するわけでしょう?」
「はい。しかしどうせ競合するのであれば同日が良い。同日であれば、受けるときにすでにある程度選んでいます。しかし、別の日にすると、そこでは選ばない。最後に選ぶときに、早く合格が出た方がうれしい。」
「なるほど」

と、いうように入試日程は動きます。

基本的に入試日程は、今年の秋ごろ出そろうのですが、すでに来年は2月3日が日曜日なので、リトルサンデーショックということで入試の日程が変わります。
ということは、それに合わせてまた他の学校の入試日程も変わるのです。例年2月3日が日曜日の場合、受験日を動かす学校は2月4日の方向で決めてきていますので、そうなると4日の学校は3日にあがるのか、それとも4日のままにするか、いろいろ考えることになります。

毎年今頃、いろいろな学校の先生のお話を伺っていると、先生方は悩まれていました。

志望校が決まっている方には、ちょっと悩ましい話ではありますが、今のところは情報が確定しないので、まずは1日校を中心に勉強を進めておいた方が良いでしょう。

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