各塾のシラバスやカリキュラムを見ていると、やはりいろいろなテーマを追いかける傾向にあります。
例えば算数でいえば、図形ばかりはやらない。速さがあったり、数の性質があったり、して毎週毎週目先が変わる。
これは、子どもの関心が多方面に広がって良い面もあるのですが、忙しすぎる、という欠点もあるのです。もう少しじっくり、取り組んでみたいと思っても、次のカリキュラムがくるので断念しないといけない。
その結果として、「なんとなくわかった」で終わってしまい、もう一度勉強しなおさないといけない、という面も出てくるでしょう。
勉強はある程度、自分が自信を持てるまでやりこむ必要はあります。だから長期休みにそれをやると良いと思うのです。
6年生は算数も理科も難しくなってきているでしょう。
特に理科は計算範囲が増えている。これは算数のカリキュラムの関係で、仕方がない面があります。算数の比を終えていかないとなかなか理科計算に進めない。ここのところ、そういうカリキュラムが多くなっているだろうと思います。
だから春休み、集中してひとつのテーマだけを徹底的に勉強する、という勉強法がおすすめです。
ある程度時間をとって、このテーマを最初から最後までしっかり勉強する。ひとつをクリアすることで、理解力が他の分野にも広がります。
例えば算数で言えば、相似形が理解できることによって、速さの問題をグラフで解く、という方法が生まれます。これも徹底的に勉強するから、理解が広がる好例でしょう。
春休みは短いので、たくさんのテーマを終えることはできません。その分1つか2つ、徹底的に勉強してみると良いのではないでしょうか。
「ここは自信がある」
というテーマができると、他の勉強にも積極性が生まれてきます。
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