小さいころからの過剰な競争は、あまりプラスにはならない、と思っています。
昔四谷大塚は週例テストで、毎週「週報」という実名の順位表が郵送されていました。で、だんだんその負担が大きくなったのもあって、「月例テスト」に変わっていったのですが、どうも、それが失敗だったと思われているフシがあるのか、全体的に早くから子どもたちの競争が割と行われている。
個人情報の問題で実名の順位表をやっているところは少ないですが、しかし、子どもの席まで順位で決めたら、子どもたちの間では順位が筒抜けになっているようなものなので、結局のところそういう競争に小さい時から、長い時間さらされることになる。
で、成績が良い子は褒められるからこれは自信になるのですが、残念ながら褒められる子が少ない。それで最近、気になっているのは小学校4・5年で中学受験徹底を余儀なくされるケースが増えていること。
家庭や子どもの状況を考えて「これは無理をしない方が良い」という判断をせざるを得なくなっている、というのがやはり大きな問題だと思うのです。
子どもたちには本当は「根拠のない自信」が必要です。じゃないと、いろいろなことに積極的に挑戦しない。やってみたい、という気持ちがそのままストレートに出せるから、いろいろなことに挑戦できるし、その中で自分の力を引き出すことができる。
今の受験状況は子どもたちの自信をどんどん失わせるような雰囲気があり、ちょっと危険な状況になっていると思います。
早くから始めるのも、たくさんの課題を与えるのも塾なので、それに踊らされてしまうと大事なことを失いかねない。
子どもたちの成長に合わせた勉強で、「自分で勉強する力」をなるべく引き出してあげてもらいたいと思います。
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