国語は点数が取れるようになると、あまり下がらない科目です。
なぜでしょうか。
実は、国語は点数の取り方があるのです。これを知らず知らずマスターした子は、点数を確実に取る。一方でそうでない子はいくらやっても、なかなか点数が取れないのです。
一番の違いは選択問題に表れます。自由記述の問題は、いろいろ考え方があり、また正解もいくつか考えられる場合がありますが、選択問題の場合は、答えは決まっている。その選択問題を間違えなければ、まあ、そこそこ点数はまとまってくる。
国語の点数が安定している子は、この選択問題で間違えないのです。
できる子は選択問題の答え方をマスターしているのです。
これは問題の作り方に理由があります。
読解問題は、もちろん中学校の先生が作るわけですが、本文は著者が別にいます。ということは著者が問題を作るわけではないので、あくまで本文を根拠に問題を作らなければならない。
したがって選択問題の場合、これが正しい、あるいはこれが違う、というのが本文の中で判断できるような選択肢にするしかないのです。
だから、選択肢を見て、あ、ここは違う、これは書いてない、など否定する根拠が見つかれば、どう考えてもアしかない、という道筋になる。
この考え方をマスターするのが一番、国語の点数を上げる方法です。
私は良く、子どもたちに選んだ理由を聞きます。
どうしてアなのか?
間違う子は、何となく選んでいるのです。ウよりはアかな、みたいなそんな感じ。そうではなくて、ウはここが本文の記述と違うから、×。だからアという考え方が必要なのです。
その考え方は実際に入試問題をやってみながら練習するしかありません。これからはどうやって得点を伸ばすか、ということが大事ですから、ぜひ、この点を踏まえて読解練習をしてください。
常に根拠を考えるくせをつけると、選択や書き抜きの問題は間違えなくなります。
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6年生の教室から
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