3年生の3学期から通塾を始めるケースが多くなっていますが、別に塾はいつでも入れる。
例えば6年生の秋であっても、成績が良ければ「ぜひ来てください」と言われるでしょう。多分、実績にプラスになると思われるから。
したがって、勉強を始めることは決して悪いことではないが、しかし、組み分けなどの一連の流れに組み込まれるのは、やはりそれなりに力がついてからでも良いと思うのです。
今の受験塾は大方、毎月組み分けテストがあり、それによってクラスが昇降する。場合によっては席まで決まります。
となると、自分の左側には自分よりもできる子どもたちが並ぶ、ということになり、逆に右側はできないわけだから、いろいろと子どもたちの間で言葉が飛び交うことになるかもしれない。
それがプラスになる子はあまり多くはない。どちらかといえばマイナスになる子が多いのです。状況によっては学校にその序列が持ち込まれるから、「塾に行きたくない」という場合も出るかもしれない。
塾では6年生の秋から組み分けがなくなります。むしろ学校別にシフトして、その中で多少なりとも組み分けがあるところはあるが、しかし、大きな組み分けはなくなるから、それまでの時間をなるべく短くすると、組み分けの悪影響を得ずに済む。
塾によっては順位や偏差値を5年生までは出さないところもありますが、それは非常に的を得ていると思うのです。
慌てて塾に出すよりも、文章を読んだり、計算力をつけたり、自分で問題集をやったりする力をつける方が大事です。そういう力が十分にないまま組み分けなどの一連の流れにさらされると、まずうまくいかないから、下位に沈む。
十分に意欲が出ていないうちに下位に沈めば、「どうせできないから」と意欲をなくす結果になる。これが一番いけない。
慌ててそういう結果にならないように気をつけてください。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
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