■ 組み分けテストは、その週の学習をテストするので、試験前はどうしても知識を暗記する方に力が向いて、国語の読解をあまりていねいにやっていない子が多いものです。しかし、それが最後の最後にきて影響することになる。それが問題文の読解力です。
■ 近年、入試問題は国語ばかりでなく、理科も、社会も問題文が長くなっています。したがって、その中で必要な情報を整理し、あるいは条件を見逃さないようにていねいに読み取る力が必要になる。算数でも同じです。速さの問題や、売買損益算など、いろいろな条件が積み重なっているわけだから、そこを整理しておかないといけない。
■ ところが読めていない子が多いのです。後から復習してみて「あ、そうだ」「なんだ、そうじゃないか」みたいなことになるわけですが、後からわかっても入試では遅い。試験時間内に気が付いて、正解にたどり着かないと行けない。
■ 本来、5年生ぐらいではじっくり文章を読む練習をした方が良いのです。長い文章を読み慣れることの方が大事で、それに対する抵抗感をなくさないといけない。大人でも長い文章を前にすると、「う・・・」と思うことがあるわけですから、小学生にいたっては当然、そうなる。だから読み飛ばしたりするわけです。
■ ここにきてまだ十分に問題文が読めていない場合は、そこにこだわった練習をすべきです。試験中にはできないが、問題文を音読してみるのもひとつの手でしょう。とにかく問題がわからなければ、当然正解は出せないので、まずここをしっかりしましょう。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
正念場
5年生の教室から
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