子どもたちの勉強を見ていて、気持ちが問題に集中するときは、やはり何らかのインセンティブが働いているときが多いものです。
例えば6年生になれば、志望校が決まってくるから、その学校に入りたい、というのが基本的なインセンティブになるわけで、多少しんどくてもがんばろう、という気になるものですが、5年生となるとまだそこまで行かない。
じゃあ、ご褒美で、とかまあいろいろ考えられるわけですが、その中のひとつに「早く終わる」というインセンティブがあります
まあ、簡単な話、早く問題ができれば、それで終わりにして良いよ、ということであるわけですが、実際に本当に早く終わるということであるならば、結構がんばる。集中して問題を解いて早くサッカーが見たい、マンガが読みたい、ゲームがしたい、ということでしょう。
ところが早く終わると、また問題が増やされることになると、これはインセンティブにならない。
「どうせ、またほら、問題が増えるんでしょ???」ということになったら、だらだらと問題を解くことになる。
これは非常にもったいない話です。せっかく集中して問題が解ける状態に持って行けるものを、そうしないから力がつかない。
だらだらやって子どもたちの思考力がつく、と考えてはいけません。短い時間でも集中してやっていると、実力はついてくる。だから気持ちが集中する環境をつくるべきなのであって、ムダに問題を多くしてはいけないのです。
受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
中学受験 算数オンライン塾