第22回 学校選びの考え方

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この間、ずいぶんたくさんの保護者の方とお話をする機会を持ちました。
他塾の方も多く、いろいろな塾の様子も伺えましたが、どうもひとつ気になることがあります。

それは「受けたい学校を受けられるか?」という問題。

私は第一志望尊重派ですが、塾の先生によっては「入らない試験は受けても仕方がない」と見る向きもあるようで、したがって「いくら狙ったって無理だろう」という話になるのだそうです。

確かにデータを見せてもらうとそういうことなのだけれど、でもその原因の一部はその塾にあるのでは?とつい思ってしまうのですが。子どもがやる気を出す前に「やらせる」ことが多くなれば、自信を失い、やる気を失い、となって成績があがるわけもない。そこへ来て受けたい学校も受けさせてもらえないということになれば、いったい何のためにやってきたのという話になるわけです。

私は中学受験は子どもが最初に自分の力で挑戦する試験だから、そしてまだまだ子どもの先はあるのだから、あまり安易な妥協はすべきではないと思います。とめるところはしっかりとめる、でも狙うべきは狙う、その姿勢は重要です。

受験する学校はあくまで、家族が決めるものであって、塾が決めるものではありません。
うちの子だから、こういう教育方針のこの学校に入れたい、そういう気持ちがあって挑戦することも重要なことなのです。

お父さんや、お母さんが何のために中学受験をするのかということをもう一度再考しておかれると良いかもしれませんね。

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第22回 学校選びの考え方」への3件のフィードバック

  1. hana

    いつも、大変参考にさせて頂いております。現在6年生来年1月に受験をする、男子の母です。塾に関して、お伺いしたいのですが、勿論すべての塾ではないと思いますが、現役塾講師の方から、「塾には私立の学校と連携しているところがあり、ある程度枠の様な物があるので、とうてい無理だろうと思われる成績のお子さんが、難関中学へ合格することもあり得る。」伺いました。その為、逆の場合もあり、本人が全く希望もしていなかった遠方の学校を薦められ、結局、入学後に退学してしまった。とも、伺いましたが、やはり、そのようなことがあるのでしょうか?田中様は、この件につきまして、どう思われますでしょうか?因みに、我が家は、通塾なしの家庭教師のみで頑張っておりますが、私立の説明会などに参加する時、決まって塾名や教室名を書かされたり、聞かれたりします。とても、嫌な気分になってしまいます。

  2. gorilla

    難関中学ではありえないのではないでしょうか?

    今の中学受験は、成績で完全にとっていると思います。ただ、生徒が集まらない中学では止まらない子で受験していれば、繰り上げるということはあると思いますが。

    説明会で塾の名前を書く、教室の名前を書くというのは、実際に各中学の広報担当者は塾を回って説明会の案内を塾に行ってもらっているので、あとでどこから「来てもらった」のかを確認するためにやっているだけのことです。

    合否には一切関係ありませんから、ご安心ください。

  3. hana

    お忙しい中、ご返事ありがとうございました。少し、安心致しました。どちらにしても、本人が頑張るしかないのですよね。最後まで、親子でがんばります。・・・でも、まだまだ、本人は、根拠の無い妙な自信を持っていて、なかなか、エンジンがかかりません。なのに、公開模試の成績は、50に届きません・・泣きたくなります!!

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