この時期の模擬試験の結果をどう考えるか(2)

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今回は国語です。国語の模擬試験は基本的には
1 物語文の読解
2 説明文の読解
3 漢字の知識
4 言葉の知識
に分かれるでしょう。3、4ができていないというのは、まあ、これは後でいくらでも解決できることなので、どういう点数であろうがあまり関係がありません。

で問題は読解なのですが、失点の分類の中で問題がないのは

1 面倒で答えていない記述問題の失点
2 問題の読み違いによる失点
3 自分で根拠を見つけたが、選択を間違えた失点

の3つです。

1はちゃんと書かないのは問題ではあるものの、この時期の男の子にも多いので、まあ、これから練習をしてもらいましょう。さらにミスによる失点はこれも後から直せば良い。

問題は3の反対、つまり
4 文中の根拠を考えずに、自分で選択肢を選んで間違えた問題

です。

これの何が問題なのか? 
自分で考えている限り、正解になることが非常に難しいからです。

国語の出題は、著者が作っているわけではありません。出題の先生が文章を使って問題を作っているので、文中に根拠が必ずある。文中に根拠がなければ、他の選択肢が否定できないからです。アが○であって、イは×である、というような論理は、子どもが文章を考えてできるというものではない。これは書いてある、書いてない、という判断ができないといけないわけです。

で、このような論理で考えていないと、正解にはたどりつかないし、なぜ自分の答えが間違いかも判断できない。最悪「これは答えが違う」というようなことになりかねない。

こういう子は最後のところでよく間違える。最後アかウか、までは絞り込めるが、その次がわからない。でア、にしてしまうと答えがウだったりするわけですが、そういうことは考え方を変えないと正解にならない。ここをまず直すことが大事です。

ちなみに・・・。

物語文で、登場人物がなぜそういう行動をとるのかわかないあ、という子もいます。恋愛感情がその原因であったりすれば、さらにわからない、という男の子もいるでしょう。でも、これは成長してもらうしかないし、段々わかってくるから慌てて教えなくても良いでしょう。

もうひとつ・・・・

説明文がわからない、という子もいると思います。これは語彙不足が原因であることが多いが、これからいろいろ文章を読んでいくうちに、言葉はどんどん増えていきます。親も聞かれたらどんどん答えてあげると良いでしょう。これも時間が解決することなので、それほど問題ではない。

4だけ気をつけてください。


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