化石に関する問題

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2018年女子学院の問題です。

生命は、約40億年前に誕生したと考えられており、その歴史を通じてめざましい多様化をとげた。環境の変化に応じて、様々な生物が出現しては、絶滅していった。過去に生きていた生物の骨や殻などは「化石」となり、海や湖の底で泥や砂が積み重なった( A )から産出することがある。化石からは、過去に生きていた生物について様々なことがわかる。

20180414t001

20180414t002

(1)文章中の( A )にあてはまる言葉を答えなさい。
(2)右のB、Cは、「生きている化石」と呼ばれる生物の化石の写真である。
  1 B、Cは何の化石か。生物名をそれぞれ答えなさい。
  2 「生きている化石」とはどのような生物か説明しなさい。

(3)サンゴも「生きている化石」の1つである。サンゴの化石が、ある( A )から産出すると、その( A )ができたとき、その場所の環境が、「あたたかくて浅い海」だったと推定できる。
 「生きている化石」は、( A )ができたときの環境を推定できる化石となりえる。なぜなら、「生きている化石」が(2)2のような生物であるということは大昔から( D )と考えられるからである。
 ( D )に入る文を考えて、20字程度で答えなさい。

(4)生物の歴史の中で、はねや翼を羽ばたかせることによって飛行できる生物のグループは4つである。そのうちの3つは、「恐竜と同じ時代に生きていたプテラノドンなどの翼竜類」、「羽毛でできた翼をもつ鳥類(一部を除く)」、「ヒトと同じホ乳類の生物で指や前あしに張られたうすい膜を翼とする( E )類である。
( E )に入る生物名と、残り1つの生物のグループ名「( F )類(一部を除く)」を答えなさい。

2 江戸時代の日本では、「不定時法」という方法で時刻を定めていた。これは日の出と日没を基準とする方法で、その間を昼夜それぞれ6等分した長さを時間の単位(1刻)とするものである。ただし、日の出、日没とは、太陽の中心が地平線上にあるときとする。
(1)江戸(東京)において、次の1~6の文が正しい場合には〇、誤っている場合には×を書きなさい。
  1「日の出から日没まで」が最も長い日は、昼の時間は6刻である。
  2 昼と夜で1刻の長さが同じ日、1刻の長さは、現在の1時間と同じ長さである。
  3 1年中いつでも日の出から3刻たっと、太陽はほぼ真南に位置する。
  4「昼の1刻の長さ」が長い日ほど、太陽が真南に位置するときの高さは高くなる。
  5「昼の1刻の長さ」が「夜の1刻の長さ」より長い日は、太陽の日の出・日没の位置は、真東よりも南側となる。
  6「夜の1刻の長さ」が「昼の1刻の長さ」より長い日は、昼間、太陽は北の空の低い位置を移動していく。

(2)江戸時代には、日の出や日没から何刻たったかを鐘の音の回数で知らせていた。「おやつ(お八つ)の時間」とは、日の出から4刻たったときに鐘を8回鳴らして時間を知らせたことに由来する。
 次のア、イとでは、「おやつの時間」は現在の時間でどちらが何分早いか。
  ア 日の出が現在の時刻で5時00分の日
  イ 日の出が現在の時刻で7時00分の日

【解説と解答 】
Aは地層。Bは葉の形からイチョウ、Cはシーラカンスです。
生きる化石とは生息している生物で、太古から形がほとんど変わっていない生物のこと。このような生物になるのは、生息する環境があまり変化していないことが生存の理由としてあげられます。
Eはほ乳類ですからコウモリ。Fは昆虫です。
I (解答)
(1) A 地層
(2)1  B イチョウ  C シーラカンス
   2 太古から形状がほとんど変化せずに現存している生物。
(3)D 生息している環境があまり変化していない
(4)E コウモリ  F こん虫

(1)
日の出と日の入りのちょうど真ん中が南中です。2は現在の1時間は24時間ですから、違います。5は春分から秋分ですから、逆に真東から北側にならなければならず、6は秋分から春分までですが、太陽は南の空を異動しますので、これも間違いです。
(2)日の出が2時間遅いので、120分ですから120÷12=10分、1刻の長さは10分イの方が短くなります。4刻ですから、10×4=40分早くなります。

2 (解答)
(1) 1 ○  2 ×  3 ○  4 ○  5 ×  6 × (2)イ・40


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