2017年学習院中等科の問題です。
世の中に知られている数ある健康法の中で,サウナに入ってあせをかくことで体の調子を整える方法があります。いっぱん的なサウナは,a人がすわるところが階段状になっています。室内の温度は約100℃です。また,b空気中の水分が非常に少なく保たれています。 100℃のおふろに入るとやけどをしますが,サウナだとやけどをしません。
やけどをしない理由がいくつかあります。一つは,c空気と水で熱の伝え方にちがいがあるからです。空気や水は,目に見えない小さなつぶが集まってできています。d気体と液体でその集まり方にちがいがあります。また,気体は体積あたりの重さがとても小さいため,サウナで温められる空気のっぶの数が少ないことになります。熱の伝わり方がちがう上に,温められた空気と皮ふが接する機会と量が少ないので,やけどをせずにいられます。また,あせをかくことでもやけどをせずにいられます。
(問1)下線部aのような場所で,熱すぎるのが苦手な人がすわる位置として最も適切なものを選び,記号で答えなさい。
ア 上段 イ 中段 ウ 下段 エ どの段でも同じ
(問2)下線部bの状態とは反対に,空気中の水分が多く含まれ,室温が約40℃のサウナに入るとあせの蒸発する量はどうなるか答えなさい。
(問3)下線部cでは空気と水のどちらが熱を伝えやすいか答えなさい。
(問4)下線部dにある気体と液体の様子を示している図をそれぞれ選び,記号で答えなさい。なお,図の○は目に見えない小さなつぶを表しています。
(問5)下線部eの理由を答えなさい。
(問6)サウナですわりながらうでを上げてのびをしました。その時に体が感じるいっぱん的な変化について最も適切なものを選びなさい。
ア 皮ふにふれている冷たい空気の層とサウナの空気とが混ざってすずしく感じる。
イ 皮ふにふれている熱い空気の層とサウナの空気とが混ざってすずしく感じる。
ウ 皮ふにふれている冷たい空気の層とサウナの空気とが混ざって熱く感じる。
エ 皮ふにふれている熱い空気の層とサウナの空気とが混ざって熱く感じる。
【解説と解答】
(問1)熱せられた空気は上に上がるので、下の方が温度が低くなります。
(答え)ゥ
(問2)温度が低いので、蒸発する量は少なくなります。
(答え)蒸発する量は少なくなる
(問3)水の方が熱を伝えやすくなっています。
(答え)水
(問4)気体は分子の間隔が一番広く、次が液体です。
(答え)気体 ゥ 液体 イ
(問5)汗が蒸発するとき気化熱を奪い、皮膚が冷えるからです。
(答え)汗がが蒸発するときに皮膚を冷やすから
(問6)汗が出ているとき、皮膚の周りの空気は冷たくなりますが、のびをするとサウナの空気とまじるので、暑く感じます。
(答え)ゥ
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