気象に関する問題

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2017年雙葉中学の問題です。


平成28年は,台風1号の発生が7月3日で,1951年以降では2番目に発生が遅かったにもかかわらず,例年に比べて日本に接近,上陸した台風が多く,各地に多大な蔟害が発生しました。台風9号は8月22日に千葉県館山市付近に上陸し,多くの雨を降らせて交通機関が混乱しました。

問1 右の図の①と②で,気象衛星が箍影した日本付近の台風9号の写真として正しいものはどちらですか。選んだ理由とともに答えなさい。また,これを撮影した日本の気象衛星は何と呼ばれていますか。

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問2 降った雨の量のことを降水量といいます。降水量は,降った雨がどこにも流れていかずに,たまったときの水の深さをmm単位で表します。台風9号では,東京都青梅市で1時間あたり107.5mmという記録的な豪雨が発生しました。ところが,図1のように1時間ごとの雨量では100 mm をこえていません。10分ごとの降水量のグラフ(図2)で,107.5mmとなったのは①~⑤のどれですか。番号で答えなさい。

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降水量をはかる道具には雨量計があります。右の図は,ペットボトルを利用した雨量計の作り方のー一部とその完成図,またそれで使う「特製目盛り」の一部です。図のように,この雨量計では目盛りを0.5Lペットボトルの外側の,下から2~3cmのところにはりつけます。完成した雨量計は,平らな板に固定して使用します。

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問3 雨量計を設置したあと,水を使って,あることをしてからはかり始めます。それはどのようなことですか。

問4 この雨量計に使われる到盛り(右図)を定規ではかってみると,10目盛りが約20mmありました。日盛りの10まで雨がたまると降水量は0mmと読みとります。このような特別な目盛りを使う理由を答えなさい。

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【解説と解答】
問1 北半球では反時計回りに風が吹き込みます。
(答え)
写真 ② 理由 台風には反時計回りに風が吹き込むように雲のすじが見えるから。
気象衛星 ひまわり8号
問2 最大を挟んで14+17+18+25+21+15=110より③
(答え)③
問3 等しい断面積の部分で計らなければなりません。
(答え)特製目盛りの0まで水を入れる。
問4 雨水をためる部分と受ける部分の面積に違いがあります。
(答え)雨水をためる部分の断面積が,雨水を受ける部分の断面積のおよそ半分になっているから。


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