出題傾向が意図するもの

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中学受験はすべての学校が独自に入試問題を制作します。したがって、それぞれの学校に特徴があります。これはやはりそれぞれの学校で相当違います。

例えば理科において、実験と結果から何を結論として考えるのかを書かせたり、その結果をグラフにまとめる作業をさせて気がつく点を書かせたりする問題があります。

これは当然入学後、そういう実験リポートをたくさんさせるので、それが苦痛にならないように先に選別しているところがある。

だからこういう傾向はまず変わることがありません。

一方受験校を中心に理科計算を多く出題するところがある。特に女子校でこの傾向のある学校は、女子でも物理、化学に力を入れやがては医学部をはじめとするリケジョを育てたいと思っているところがあるわけです。そういう学校に理科計算は見るのもいや、という受験生が入ってくるとお互いに不幸になる。

だから、最初から「出します」と明確に言っているし、学校説明会でも繰り返し説明します。

良く学校説明会で「過去問をしっかり勉強してください。」と学校が言うのは、その傾向は変えないから、それにしたがって対策して欲しい、と言う意味なのです。

つまりそこには「求める生徒像」が明確に反映しています。だから過去問をやって「合わない」と思うのならば、ちょっと考えた方が良いかもしれません。

もちろんどうしても行きたければそれを克服すればいいだけですが。

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