2020年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

空間把握能力を上げるには

6年生になると空間の把握に関する問題が出題されてきます。

立方体を切断したり、三角形をまわして回転体にしたりということなのですが、空間のイメージがわかない子が案外多いものです。

この原因を探ってみると、やはり図を書くのが下手な子という特徴があがってきます。小さい頃からあまり図や絵を書かなかった子が、空間をしっかり把握できないようなのです。

ためしに立方体の見取り図を書かせてみてください。本来ならば3種類の平行線で描けるわけですが、この線が平行でない子が多いのです。だから立方体がゆがみます。その意味ではやはり、小さいときから図や絵を書く機会をなるべく持たせてください。

私は受験後半を除いて、なるべくホワイトボードに問題を書いてノートに図を写させます。問題を写すという作業は、なかなか子どもたちにとっては大変なことなのですが、しかし、そうしないとなかなか図がかけない。グラフなどにいたっては、やはり真似て描くというところから覚えるので、板書を写すという作業は非常に大事な過程なのです。

自宅で問題を解くときも、なるべく自分で図を描く工夫をしてみてください。


Newフリーダム進学教室からのお知らせ
春期講習のお知らせ


【無料】合格手帳4月ー6月号「1学期号」を差し上げます。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
作業をいとわない


5年生の教室から
算数のノートのポイント


算数オンライン塾
3月24日の問題


新4年生の保護者のみなさまへ  中学受験パパママ塾「ONE」のご案内




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

第369回 下の子の受験

新4年生の保護者のみなさまへ  中学受験パパママ塾「ONE」のご案内

■ お兄ちゃん、お姉ちゃんの受験が終わり、今度は下の子の番、という新学期。本人はようやく自分の番が来た、と多少なりとも張り切っているところはあるのですが、親の方はちょっと、くたびれているので、もう少しのんびりしたい、と思いがち。

■ もちろん6年生直前のあの緊張感は必要ありませんが、だからといって、やはりそれなりには力を入れてあげてないといけない。一番上の子のときに比べれば、だいたい状況はわかっているから、という感じになりやすいわけですが、本人はわかっていない。

■ 本人は初めての受験ですし、いずれにしても上の子の結果は知っているわけだから、それなりに緊張している。上の子が合格していれば、「自分が落ちるわけにはいかない」と思うだろうし、上の子が残念であれば「自分はそうならないようにしないといけない」といずれにしてもプレッシャーだけは抱え込んでいるのです。

■ 3月が終わり、いよいよ新学期。そろそろ下の子の受験に向けてお父さん、お母さんもエンジンをかけてください。

■ ただし・・・。

■ 上の子と同じようやり方を踏襲する必要はありません。親はなるべく同じように、と思いやすいですが、子どもに合う方法はそれぞれ違うし、置かれている状況も違うので、同じようにやることがかえってうまくいかない原因になることもある。

■ その子に合ったベストの方法で、というので揃えば良いのだ、と考えてください。


Newフリーダム進学教室からのお知らせ
春期講習のお知らせ


【無料】合格手帳4月ー6月号「1学期号」を差し上げます。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
囲い込み?


6年生の教室から
基礎を固めて学校別傾向に沿って応用力を伸ばす


慶應進学館から
物質の変化に関する問題




にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村

基本ができていない?

成績があまりふるわない子に対して、こういう言い方をすれば、外れる子はそう多くはないでしょう。

だから、というわけではないが、応用問題ができないと、割と基本問題に戻る傾向があるのですが、これは間違いです。

もちろん確かに基本ができていない、という場合もあるでしょうが、そんなのはテストを見ればすぐわかる。基本ができていないのなら、最初から間違うわけで、最初の一行問題ができている子は基本ができていないわけではないのです。

じゃあ、何ができないのか?

応用問題の解き方が身についていない、ということです。

応用問題というのは、いくつかの考えが論理的に重なっている。A→B→C→Dというように論理が積み重なって答えが出るわけです。

基本問題というのは、これが1ステップぐらいしかない。A→Bで終わり、というようなイメージでしょうか。

だからA→B→C→Dができないから、といってA→Bができないと考えてはいけない。

A→Bはできる子は多いのです。でもA→B→Cに進まないから、解けないわけで、だからその練習をしないといけない。

ではどうするか?

一番効率の良い方法は、よく考えてできない場合、一度解説を読んで、もう一度組み立て直す。解法を清書する、といってもいいかもしれないが、ただ、きれいに書き写すということではなく、頭の中で考えて先に進む。

途中でわからなくなることもあるでしょう。その場合はまた解説を読み直す。そして最後までソラで書き切れれば、それで頭の中にひとつの論理が組み立てられたということになる。

この経験を増やしていくことです。ただし、すべてのパターンを網羅する、というようなやり方をしてはいけません。

そんなのは不可能だから。

それよりは一問一問、これはこうなる、これはああなるという論理を見つけていった方が良い。その積み重ねが応用力だと思ってください。

したがって基本ができていませんねえ、という指摘は当たっていない場合がある。ましてそれで基本問題をやり直したら、時間の無駄遣いになるので良く答案を見定めてください。


Newフリーダム進学教室からのお知らせ
春期講習のお知らせ


【無料】合格手帳4月ー6月号「1学期号」を差し上げます。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
志望校で何がしたい?


6年生の教室から
自分でどんどん進める環境を整える


算数オンライン塾
3月20日の問題


新4年生の保護者のみなさまへ  中学受験パパママ塾「ONE」のご案内



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(指導・勉強法)へ
にほんブログ村