2018年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

合格する要素


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合格する要素というのは、いろいろあるでしょうが、私が特に大事だと思うことが2つあります。

1つは精神的にタフであること。

これから入試まではいろいろなことがある。模擬試験の成績が良いとは限らない。勉強しているのに、成績が上がらない、という場面もあるかもしれない。

しかし、そういうことにたじろがず、「絶対合格するぞ」と思って勉強を続けられるタフな気持ちがまず必要でしょう。

これは精神的に幼い子の「ノーカン」とは違います。

幼い子はピンと来てないから、動じないこともあるが、しかし、本当にタフではないから、本人が何かつきつめられることがあったりすると(例えば同じ学校の子が同じ志望校だったりして、自分が落ちたらどうしよう、と思った時とか)、弱さが露呈してしまう。

しかし、タフな子は、もちろんめげることは多々あるけれど、そこから立ち上がってきて、それでもがんばる、というようなことになってくれるので、「これは行けるかもしれない」と私は思います。

もうひとつはていねいなこと。

ていねいにやるということは、たくさんのことはできないかもしれない。時間がかかるから。しかし、ひとつひとつ、確実に身に付けていく。一問、一問、正確に解いていく。そうなると正解率が上がってくるので、本人も自信がついてくるから、さらにていねいになる、という良い循環で進む。かなり高い確率で合格していくでしょう。

で、この2つは、小学生には大変難しい。

まだ12年しか生きていないのに、精神的にタフである、という子はそう多くはありません。また、今の子どもたちはたくさんのことをやらされているから、ていねいにやることができないことが多い。

ところが、これからの数カ月で、その両方を手にする子どもたちがいるのです。

これが最後に伸びる子。

勉強していきながら、気持ちの切り替え方を覚えたり、自分のミスを見つける方法が身に付いたりして、力を伸ばしていくのです。

私はこの数カ月は受験を始めてから6年生の夏休みまでと同じくらいできるようになると思います。時間が短いからその分、すごくできるようになったと感じられるでしょう。

成長したなあ、と思う部分はきっとお父さん、お母さんも感じられると思うのです。

そうなるためには、家族みんなでプラスイメージを持つことです。あまり悪いことは、お互いに考えるのはやめて、今できることに集中する。

もちろん注意することは必要なのだけれど、本人がへこむようなやり方をしない。

これをこう変えれば、うまくいくかもしれない、と考えさせるように仕向けていくことでしょう。

この2つの要素が身に付いて、そのままずっと本人の長所になってくれれば、実はたとえ合格せずとも、なかなか素晴らしい資質を持つことになるのです。

もちろん合格してほしいが、この2つ、この数カ月で子どもたちが身に付けられるように、ぜひ工夫していきましょう。


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波はあるもの


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2学期になると学校の行事も多くなるし、また、連合運動会など学校の枠を超えるイベントも多くなります。

したがって勉強のペースをずっと守れるわけではない。夏休みは塾と家の往復ような生活ができたでしょうが、2学期はそうはいかない。だからといって学校を休ませる、というのは論外です。

だから勉強のペースに波があるのは仕方がない。それも11月を超えてくると割と集中できる時間になるでしょう。だから、それまでの間、まずはできることだけはちゃんとしておこう、という考えが良いのではないでしょうか。

あれもできない、これもできない、という気持ちになってくるとだんだん追い詰められてしまう。なに、今できることはこれしかないんだから、これをしっかりやろう、という風に切り替えていかないと前向きな姿勢にはなりにくい。

波はあるものですから、それをしっかり受けいれた上で、勉強を進めてください。


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出題傾向を見直す


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本来学校別対策というのは、良く出るものを勉強する、ということに尽きるとお話しします。

例えばある学校で10年間、まったく詩が出ていない、とすればやはり次の年も出ないと考えて良いのだろうと思うのです。

という話をすると、「でも10年ぶりに出たら・・」と心配される方もいるのですが、みんなある程度そういう準備をするから、そこは条件が同じです。

で、大事なことは、「もしかすると」に振り回されて、本来やるべきことに十分に手が回らないのが問題なのです。

10年ぶりに出るか、出ないかわからないよりも、確実に出るであろう物語文の読解や、漢字の書き取りの準備をした方が良いに決まっているのです。心配すべきはむしろ「やるべきことができていない」事態。これは「やるべきことをやった」子どもたちに明らかに差をつけられるから、ダメなのです。

ということで、これから秋の勉強に向かっていくわけですから、何が出るのか、もう一度整理してみましょう。

そうすると、これからやる勉強の優先順位が見えてくる。そんなに何でもかんでも手が回るわけがないのだから、優先順位をはっきりさせましょう。


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