2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

中和に関する問題

2016年桐朋中学の問題です。


①~④の4つのビーカーにそれぞれ2%の塩酸を73g入れ、これらに、ある濃度の水酸化ナトリウム水溶液を、①には20g、②には40g、③には60g、④には80g加えました。その後、①~④のビーカーをそれぞれ加熱して残った粉の重さを量り、次のようなグラフを得ました。以下の問いに答えなさい。なお、答えが割り切れない場合は小数第三位を四捨五入し、小数第二位まで求めなさい。

20160904

問1 水酸化ナトリウム水溶液を加えた後の①のビーカーを加熱したとき、残った粉の名称を答えなさい。

問2 水酸化ナトリウム水溶液を加えた直後の①、②、③のビーカーに、BTB溶液を加えたときの色をそれぞれ答えなさい。

問3 水酸化ナトリウム水溶液を加えた直後の①のビーカーに石灰石を加えたとき、発生する気体の名称を答えなさい。なお、気体が発生しない場合は×を書きなさい。

問4 水酸化ナトリウム水溶液を加えた直後の④のビーカーにアルミニウムを加えたとき、発生する気体の名称を答えなさい。なお、気体が発生しない場合は×を書きなさい。

問5 水酸化ナトリウム水溶液の濃度は何%ですか。
(一部省略しています。)


【解説と解答】
中和の問題です。水酸化ナトリウム水溶液40gのところで、グラフが変化していますから、ここで塩酸がなくなり、あとは水酸化ナトリウムが増えていくと考えられます。
問1 最初に出てくるのは塩化ナトリウム(食塩)です。
(答え)塩化ナトリウム(食塩)

問2 ①は塩酸が残り、②は中和 ③は水酸化ナトリウムが残ります。
したがって①は酸性、②は中性、③はアルカリ性になるので、BTBは黄色、緑、青の順になります。
(答え)①黄色 ②緑色 ③青色

問3
①は塩酸が残っているので、石灰水を入れると二酸化炭素が発生します。
(答え)二酸化炭素

問4
④は水酸化ナトリウム水溶液がありますから、アルミニウムを入れると水素が発生します。
(答え)水素

問5
水酸化ナトリウム水溶液の濃さは②と④の差で測ります。
水酸化ナトリウム水溶液40gが増えたとき、固体は1.6g増えていますから、1.6÷40×100=4
(答え)4%


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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生活のリズムを取り戻す

夏休みが終わって学校が始まると、途端に勉強のペースが狂う子どもたちが少なくありません。

それはそうだろうと、思うのです。今まで学校がなかったが、これからは学校がある。

その分進まない。あるいは学校に行って疲れるので、その後が眠い。勉強が進まない。進まないから焦ったり、心配になったりするものです。

(まったく心配していない、と言う子ももちろんいるでしょうが・・・。)

で、そういう生活のペースがこれから4ヶ月続きます。そして早いところは年が改まったらもう入試になる。

だから、まずは生活のリズムを取り戻し、このくらいの勉強が妥当だ、とういことを知るべきです。これは本人だけではなく、お父さん、お母さんも納得していないといけない。

これからはある意味、親が「デーン」としていないとだめです。

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量をやる、ということの誤解

たくさんの問題を解かなければいけない、量を解いて練習しなければいけない、というのは一般的な考え方でしょう。

しかし、全てのパターンを網羅する、というような考え方に立っているとすればそれは間違いです。

そんなこと、できるわけがない。

勉強することで、どんな問題に対してもある程度対応できるようにする、ということであって、これが出ればこう、あれば出ればこう、というようにステップを決めて進むわけでないのです。

各中学は毎年、1年かけて問題を作るわけで、それが今までにどこかで出題されたかと言えば、そんなことはないのです。

したがって練習するにあたって、本人が真剣にじっくり考えることが必要であって、流れ作業的に問題を解こうとしているならば、力は決してつかないのです。
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