結果は変わらない。でも(中学受験で子どもと普通に幸せになる方法)
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今週は、とても寒いそうで、今日も雪が降る可能性があるそうです。
基本的に最後の10日間で充分気をつけるべきことは、体調です。塾も体調を考えて、行ってもいいし、行かなくてもいい。無理するのが一番良くない。体調万全で受験を迎えられるように注意することでしょう。
次に就寝時間。もうさすがに朝型になりましたか?入試は朝あるので、やはり朝型に切り替えていた方が良いでしょう。あまり夜遅くまでがんばらなくてもいいが、朝はなるべく早起きする方がペース作りにはなります。朝早く起きて、しっかり朝ごはんを食べる、そういうリズムをしっかり確定させてください。
勉強内容は塾から指示が出ていると思いますが、
1)暗記の確認 (漢字、社会、理科、時事問題など)
2)算数の入試問題の演習 (これは受験校でなくてももうかまいません。若干やさしめの学校を選んで、ていねいに解く練習。確実に得点することが大事。)
3)受験校の過去問
ぐらいが、中心になるでしょうか。大事なポイントとして時間を決めること。試験時間の感覚でやることです。例えば受験する学校の試験時間が45分だったら、45分でいろいろな勉強をやってみる。45分という時間感覚を磨くと良いでしょう。
最後に保護者のみなさんへの注意点としては
「いらつかない」ということが大事です。もはや子どもの試験。子どもの問題なのです。お父さん、お母さんの言うとおりになかなかしないかもしれない。そこで言い争っても、あまり意味がないでしょう。本人が納得しなければ。
冷静に話すことが大事です。冷静に話せないのなら、話さない方がましでしょう。
ここまで来たのだから、子どもは子どものすべきこと。親は親のすべきこと。を粛々とやって受験日を迎えてください。
最後までしっかり見守ってあげましょう。
私立同志社香里中(大阪府寝屋川市)が今月実施した2012年度入試で、全受験生に対し、併願校とその合否、通っている学習塾名を答えさせるアンケートを行ったそうです。
このアンケートが問題になっているようですが、以前からこの手のアンケートは行われていましたから、今更、という感じもしますが、ではなぜ学校はこんなアンケートをとるのでしょうか?
誰を合格させるか、ということに使っているわけでは当然ありませんが、問題は合格者数と補欠の数にあるのです。
例えば自校が第二志望や第三志望になっているアンケートが多ければ(自校より難しい学校が併願校になっている場合がそうですね。)、これは当然合格者数を増やしておかないといけない。あるいは補欠の数を考えておかないといけない。
補欠を通り超えて、さらに合格を出す、というのはできれば避けたいのが本音です。
入試の担当の先生と話をしていると、
「昨年の入試は間違えた」
という話が聞かれます。これは、数の話。つまり合格者数を出しすぎて、1クラス多く作らざるをえなくなった、とか。でもこれはまだ良い方で、問題は定員が埋まらない場合。
補欠を繰り上げても、繰り上げても、まだ埋まらない。これは時間が経てば経つほどそうなります。
だから、なるべく合格を発表する段階で適切な数字を出したいので、こういうことをするのです。
では学習塾名は?
自校を受けさせてくれた学習塾に対してさらに情報を出せば、来てくれる数は増えますね。また来てくれないところには当然、働きかけをしないといけない。「学校側の営業資料」ということになるわけでしょう。
ただ、学校側は当然、個人情報を持っているわけですから、こういうアンケートはよほど上手にやらないと、問題が起きてしまう。
これから他校にどういう影響があるか、ちょっと気になる記事でした。