それでも母親講座」カテゴリーアーカイブ

第108回 雪の備え

    試験日に雪が降る、という場合があるでしょう。
    気にしなければいけないのは3点
    (1)交通機関の乱れ
    (2)防寒
    (3)ころばないためのくつ
    (1)については、やはり若干早めに出るということが大事です。ただ、公共交通機関を使っていて、電車が遅れる場合、学校側は当然、遅刻の生徒に対して特別処置をします。
    一度、1日校が午後に入試を行ったこともありますね。
    ですから、あまり早く行き過ぎてもいけない。今度は外で待たないといけなくなります。
    電車が止まった場合、複数の行き方ができるか、一応確認しておきましょう。
    問題はタクシーで向かうかという議論ですが、これはやめた方がいい。
    渋滞で、動けなくなった場合は、電車よりも時間がかかってしまう可能性が高いです。ですから、復旧を待つ方が無難でしょう。
    (2)早くいったり、駅で待つということを考えると、防寒には工夫が必要です。携帯カイロをはじめ、いろいろな防寒グッズはありますから、寒くならないように準備しましょう。
    (3)面接がある場合、どうしても良い靴を履きがちですが、雪の日はとにかくころばないように注意しないといけません。
    スノーブーツなどすべらないものを用意し、靴ははきかえるといいでしょう。
    お母さんのヒールの高い靴などは、まったくだめです。
    一度、校門の前で見事にころばれた方を見たことがありますが、やはりおしゃれなヒールの高い靴でした。
    くれぐれも気をつけてください。

第107回 受験の持ち物(2)

    よく受験の持ち物の中で、机ががたがたするのを防ぐダンボールとか、受験票を机に貼るための道具とか、机の表面がいたずらがきでがたがたしているので、厚紙をもっていった方がいいとか、情報があります。
    しかし、そこまで気を回す必要はないでしょう。
    受験票は、本人が座る席が間違えなければ、一度、かばんの中にしまってもいい。
    試験官が確認のため、机の上に出しておいてというときは、上に筆箱でもおいておけばいい。
    ただ、これは学校によって異なりますが、筆箱をだすなという学校もある。
    この場合は、試験実施要綱にそう書いてありますから、輪ゴムなどを準備する必要があるでしょう。
    シャープペンシルがだめ、というところもありますし、すべて、それぞれの学校で違うから、準備は1校1校考えなければいけません。
    ただ、ありとあらゆる場面を想定してしまうと、荷物はどんどん膨らんでしまう。
    心配になるとさらに心配になってしまうから、学校の試験実施要綱に書いてあるものを準備すればいい、と考えるのが賢明でしょう。
    さて連れて行く保護者の持ち物としては
    (1)暖かい飲み物(別に魔法瓶を用意しなくとも、コンビニで求めてもいい話です。)
    (2)人身事故があったときのために、迂回路を検索できる方法(携帯のサイトでいいでしょう。)
    (3)試験実施要綱のコピーと学校の電話番号
    特に(3)は人身事故などの場合に学校へ連絡することを想定して準備しておきましょう。
    そういえば、雪のことも気にしておかないといけませんね。次回は雪の対策を。

第106回 受験の持ち物(1)

    受験の持ち物は、学校によって違います。
    例えばコンパスや定規、分度器などが持ち物に入っている学校とそうでない学校があります。
    算数で作図の出題がある学校では、こういう持ち物が必要になります。すべて、試験実施要綱に書かれていますから、すべての学校の持ち物を書き出してみると、はっきりするでしょう。
    昨日、そのコンパスを使った授業をやったのですが、案外、うまくない。
    円を書くということで、すでに手間取ってしまっている。これは、もう少し練習させないといかんなあと思いました。
    それから気になるのが筆記用具。
    最近あちこちでみかけるのが「合格鉛筆」と称するもの。
    あれは、私は試験では使わない方が良いと思います。
    どうも、「ポキポキおれやすい」ものがあるらしい。
    合格鉛筆がポキポキおれるのは縁起が悪い。だから、筆記用具は自分が用意したものがいいでしょう。
    最近の塾通いをする子どもたちのかばんを見ると、まあ、いろいろついていますね。某大手の塾のかばんには、ごていねいに塾が用意した札が下がっていますが、さらに子どもたちオリジナルのお守り袋もいっぱい。
    「神様がけんかしないもんかねえ」
    と前に聞いたことがありましたが、子どもは涼しい顔で
    「大丈夫、チームを組んで応援してくれます!」
    といってました。
    まあ、これまで勉強で使ってきた道具をしっかり準備して、つれていきましょう。