一般的に、6年生の学校別対策が始まるのは、早くて夏休みから。遅くとも9月にはスタートするところが多いですが、しかし、過去問の勉強は、ほぼ個人に委ねられます。
塾で、全員がやることはほぼない。塾は、それぞれの学校の出題傾向に合わせた問題をやる、ということになっているが、基本的に首都圏は2月1日校に限られるし、あまりバリエーションが多くありません。
確かに、集合塾で子どもたちの受験校すべてに対応することは不可能でしょう。
だからこそ、個人的に戦略を立ててやっていかないといけないのです。
ここが割と見過ごされがちな点。
塾によって「過去問をやっていいというまでやるな」というところもありますが、そうなると過去問はただ力試しに使われるだけで、1問1問をじっくり研究する余裕はなくなります。
本来過去問は、まずすべての問題を時間を計らずにやって、どんな傾向なのか、何を求められているのか、理解する。
その上で2回目に、今度は時間を計ってみて、どの問題を取らなければいけないのか、理解する。
できれば3回目に、満点にする、という作業まであれば完璧ですが、少なくとも2回はやらないといけないものなのです。
だから、今の子どもたちは、いろいろ対応しているようで、志望校への対応が今ひとつになる。この辺が、学校の先生方の「あまりできるようになっていない」評価に繋がっている点でもあろうかと思います。
なので、4月から個人的に学校別の対策をスタートさせましょう。
まずは、しっかり過去問を勉強することです。時間は計らずに、1問1問解けるまでがんばってみる。さすがに、でもムリ、というところもあるでしょうが、その場合は解答、解説を読んで納得すれば良いでしょう。
今年の過去問は今月から発売されますが、学校によって時期が異なるので、フリマなどで、昨年の過去問を手に入れてしまうのもひとつの方法でしょう。
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