ある大手塾でとにかく大量のプリントを印刷しているのを見て、「全員ができるはずもないのに、なぜあげるのか?」と聞いてみたことがあります。
本来であれば、自分の力にあった問題をしっかり絞り込んでもらった方が良い、と思うのですが、しかし、上のクラスから下のクラスまで全部同じ教材を配る。同じ教材だから、やさしいところから始まって難しいところまですべて載っている。
クラスの運用としては、下のクラスでは応用問題はやらない。上のクラスでは基本問題は扱わない。が、そうなるとどのクラスでも大量にやらなかった問題が残るわけです。
で、先生に「やらなかった問題はどうするのでしょうか?」と聞くと「できる範囲でがんばればいいです。」という言い方をされる。「え?全部やるんですか?」と突っ込むと「できないものはいいです。」ということになって、結局がんばっているお子さんが多いでしょう。
でも、塾側も「全部できるはずはない」と思っているのです。なぜでしょうか?
一部のクレームからこの事態は起きているからです。もし、クラスが下だったとして、そのテキストに上の問題が載っていなかったら?
上のクラスの子と同じことをやっていなければ組み分けで上がっていけないじゃないか!というクレームが出てくるのです。しかし、実際はそんなに大量の問題をやれるわけがないのですが、載っていないとチャンスがない、と思われがちになる。
だから、全部載っているのです。なので、テキストの使い方をそれなりに考えていかないといけない。
自分のレベルに合わせて、何をやればいいのか、本当はしっかり絞り込んでいく必要があるわけですが、しかし、具体的な指導はあまり出てきません。
「それしかやらないんじゃあ、ウチの子は、ずっと上がれない、ということですか?」と言われたそうですが・・・。
だから、もう少し効率を考えて勉強しないといけない。まずは切ることから始めるべきなのです。
Newフリーダム進学教室からのお知らせ
冬期講習のお知らせ
2020-2021 合格手帳 4・5年生用12ー1月号のお知らせ
中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
併願校選びのコツ
6年生の教室から
まだ伸びる理由
慶應進学館から
世界地理に気をつける
4年生の保護者のみなさまへ中学受験パパママ塾「ONE」のご案内
【塾でのご利用について】
フリーダム進学教室 WEB学習システムOEMのご案内