第79回 昼寝の効用

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    子どもたちは、いま、多分、疲れています。
    夏に相当勉強した、塾も通った、ここでまず多少の疲れが残っているでしょう。
    さらに、9月になって塾の授業が増えたはず。宿題、過去問。
    模擬試験も始まって、子どもたちの不安はさらに大きくなってきているし、ストレスもあるでしょう。加えて、学校では運動会だ、学芸会だ、音楽祭だとまあ、行事が多く、最上級生である6年生はいろいろかりだされている。
    疲れています。間違いなく。ただ、体力もついてはきているので、バランスを失わなければ、以前よりは活動的になれる部分もあります。
    で、私がお勧めするのは昼寝
    学校から帰ってきて。あるいは勉強の合間に。15分程度寝るというのは、非常に効果があるのです。
    1時間寝てしまうと、もっと眠くなります。しかし、15分ぐらい寝ると、ちょうど眠気が飛ぶし、若干ではあるけれど、回復します。
    塾にやってきて、眠そうな顔をしている子は、この時期どうしても多くなる。当たり前ですが、成長期。からだが伸びているので、当然休息が必要になるのです。しかし受験期。やることはたくさんある。というので、睡眠不足に陥っている子もいるかもしれません。
    だから昼寝。布団に入ることもなく、ソファでごろん、と横になる。15分のタイマーをかけておくのがいいでしょう。そして顔を洗うなり、シャワーをあびるなりして、もう一回すっきりしてから、勉強に向かうと、その15分眠さをこらえるよりは、時間効率があがるし、元気になります。
    子どもの様子を見ながら、適宜、取り入れてください。
    それと、夜遅くまで勉強させないこと。この時期12時、1時とやっている子もいるでしょうが、まあ、あまり効果はない。疲労興奮になっているだけだから、残らないことが多いのです。早く寝て、早く起きて。頭が十分さえているときに、がんばると効率がいいというのが普通です。(それに入試は夜やりませんから。体内時計は入試に合わせて活性化されるべきだと心得てください。)
    生活の管理は親の大事な仕事です。健康管理を含めて、しっかりと見てあげてください。
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