第43回 模擬試験や組み分け試験でへこまない

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これからみなさんは組み分け試験や模擬試験を受ける機会が増えるでしょう。

自分の成績がよければ、順調と思っていいのですが、成績が悪い場合はどうしても「へこむ」人が多いものです。「どうせやってもだめだ」とか、「合格しないかも」という心配が出てくるので、あまり勉強にも力が入らなくなたリします。しかし、それではせっかくこれまで勉強してきた意味がありません。模擬試験や組み分け試験は今のみなさんの状況を表してくれているとは思いますが、みなさんの将来の姿、とりわけ入試の成績を見せているわけではありません。だからその状況を変えることはできるのです。変えるためにはどうすればいいでしょうか。

「勉強する」ということなのですが、むやみに勉強しても仕方がない。やはり「結果」が出る勉強、成果が見える勉強をやるべきでしょう。そのためには自分の勉強の記録をつけて、勉強の仕方を常に反省していくことが大事です。例えばできなかった問題をやり直したとき、これはどうしたら本番でできたのだろうか?ということも考えてください。「なんだ、ミスだ」と片付けてしまってはいけないのです。ミスをしたということは方法を変えない限り、またミスをする可能性が高いのです。だから直す。そのために自分の勉強の記録をつけて反省し、実行する。そして状況を変えていくのです。みなさんには変える力があります。強い意志で変えようと思えば、状況はどんどん変わっていくはずです。ですから試験の結果にへこむことなく、変えていこうという姿勢を強く持ってください。

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