「もういい加減、勉強しなさい!」
と言わないと勉強しない子はたくさんいます。ウチの子だけではありません。たくさんいる。これは、子どもたちにそういう動機がないからです。4年生にしても5年生にしても受験なんてまだ、ピンとくる話ではない。毎月の組み分けだって、そりゃあ、点数わるいといやだけど、その時は悔しいけど、でも、毎月のことだから、だんだん慣れてきてしまう。(これはこれでちょっと最近問題だと思っているのですが、それはまた別の機会にお話しするとして。)
だから、絶対に勉強しよう、という動機がなかなか出てこない。これは新6年生も同じでしょう。
そこでひとつの方法として「勉強しなさい」ではなくて「一緒に勉強しよう」という方法が編み出されたのです。
隣にお父さんなり、お母さんがくっついて勉強するということになると、子どもは比較的勉強をすることが多い。これももちろん反抗期が始まると「あっちいってて。一人でやるから」が始まるのですが、それまでの間は比較的有効な方法であることが多い。
しかし、子どもの部屋まで行くと家事やその他で滞ることが多い。したがって、エイ、ヤアというのでリビングに学習机を移動させてしまう、という荒業が生まれたわけです。
これは、これでひとつの効果ではあるのですが、一方で他の子どもたちや家族にとってははた迷惑な話にはなる。
その間、テレビは見れないし、また大きな声で話もできない。じゃあ、妹のももってきちゃえ、というので、だんだん子ども部屋だかリビングだか、ダイニングだかわからなくなってしまう、ということにはなるのです。
ただ、子どもが勉強する習慣をつけるまでは、この方法は悪い方法ではないのです。一定の効果が確実に得られる。お父さん、お母さんは大変です。仕事や家事に追われているにもかかわらず、さらに今度は子どもの勉強をみなければならない。
でも「勉強しなさい」と怒鳴り続けるよりはいいでしょう。きっと。
子どもたちと一緒に勉強するもう一つの利点は子どもの苦労がよくわかるということ。結構難しいことをやっていますから、
「大変だねえ」
ということになる。そうなると、何とか楽をしてできるようになる方法を一緒に考えてあげたくなるものです。親が子どものことをよくわかるようになるわけですね。
リビングに学習机を置く最大の効果はこれかもしれません。
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