今日は6年生の補習です。
ほぼ学校別と同じように、それぞれが自分の志望校の過去問をやっていきますが、すでに2回目、3回目に入っているので高得点をとれるようになってきました。問題はミス。ちょっと気持ちが外に向くと、字が汚くなる、ミスが出る。
「この答案はていねいでないな、やりなおしなさい。」
受験生は誰しもが入りたい。だから合格したいと本当に強く思うことは大事なことです。その分、親は多少距離感を持って見守る必要があり、親が強く合格を思うとあまりろくなことがないものです。
さて、最近の学校別では緊張感をもてるようにしています。わざとプレッシャーをかける。何割取れたかチームにわけてポイントを競ったり、個人戦にしたり。土台全員がやっていることは違うものの、個別指導だとその分競うという緊張感はなくなります。だからやっていることは違うが競わせる。難しい問題を解いている子とそうでない子には若干のハンデはあるものの、とにかく競わせてミスを減らす。だいたい試験会場ではだめで、家だとスラスラできるのが普通です。だからプレッシャーをかけないといけない。
もうひとつは、もうあまり教えない。自分で考え、自分で理解させる。どうしてもわからない問題は「しようがない、教えてあげよう」ともったいぶって教えます。ここでもったいぶるのが大事。「え、教わっていいんだ?」「あ、いいです。もう一回考えます。」そうそう、それが必要。
今日のカミナリは記述の量が少ない子に。
もってきた答案がほぼ1文しか書いていなかったので、
「すべて4行書け。それが書けるまでは帰れないぞ。」
最後の一人になってでもやらせます。自分の課題が終われば補習ですから帰れますが、彼だけは帰ってはいけないのです。
で、結果はどうなったのか。
ちゃーんと書けるんですね。つまり気合が入っていない!
「やればできることをちゃんとやらない、君がいけない」
とコンコンと怒られて帰って行きました。
ここからは気持ち次第。気持ちの強い子が、成績のハンデをひっくり返すものです。