直前の学習法(1)

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残りあと2ヶ月あまりとなりました。

次回の母親講座のテーマが「直前の学習法」ですので、少し先取りしてお話しましょう。最近6年生の保護者の方からの相談で多いのが

(1)ミスを減らすにはどうすればいいか
(2)知識が覚えられないのだが、何か良い方法はないか
(3)過去問の学習の時間がとれないが、何か効率の良い勉強法はないか

の3つです。それぞれお話していきましょう。

(1)は頭の痛い問題ですね。模擬試験の結果を見直してみると、これもできた、あれもできた、ではないでしょうか?実際に成績の良い子もミスはするのです。ただ途中で自分で発見できて、かつ修正できる。だから成績が良いわけです。したがって重要なのはミスをしないことではなく、ミスを発見する術を知るということになります。

①字をていねいに書く (0と6などを間違えない。)
②使っている条件を数える (使っていない条件がないか調べる)
③答えが出たと思ったところでもう一度問題を見直す
④答えをもう一度問題にあてはめてみる。

特に④はセンスの問題がありますが、そんなばかな数字はないなと思うことで
もう一度見直してミスを発見することができるでしょう。どうしてこんな間違いをするのと叱ってもなかなか直りません。ミスは起こすもの。ですから、それを修正する技術を身につけることなのです。

このためにはやはり問題を解くことが必要で、過去問を利用すると良いでしょう。そしてミスの原因は何かを考え、それに対する対策を講じるのです。問題を見直すという1作業をいれるだけで、かなりミスは減ります。検算をその場でするという作業を入れると計算ミスはかなり減少します。たての計算を書いて、その場で見直すというだけのことです。でもそれをやっていない子どもたちはたくさんいるでしょう。

当たり前のことを実行できるかどうかがすべてで、幼い子ほど頭でわかっていることが実行できないという部分はあるでしょう。だからといって口うるさくいっても直りません。その場で検算、その場でチェック、なぜするのかを根気良く教えていきましょう。子どもだってミスはしたくないのですから、その部分に訴えていくことが大事です。「ナニヤッテンノ」と怒っても問題は解決しませんから、ぜひ具体的に直すことを心がけてください。

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直前の学習法(1)」への2件のフィードバック

  1. Unknown

    Unknown
    計算ミスの多さに、計算問題の単独出題がない学校を選ばなければと思うほどです。

    数字を丁寧に書く、重ねて書かない、検算をする、などなど注意事項を確認させてもすぐに忘れてしまいます。

    私が怒っても本人が怖がるだけで何ら解決にならないということはわかってはいるのですが、同じようなミスが続くと私の堪忍袋の緒が切れてしまって…。

    一ヶ月ほど前に私が怒ったときのことを昨日になって怖かったんだと訴えられ、反省していたところです。私が怒って本人は萎縮して自分に自信が持てなくなってしまっていたようです。

    親の忍耐力が必要ですね。

  2. 田中です。

    Unknown
    注意は具体的にしてあげてください。

    それが実行できるように、何度も確認する、本当にそれが必要だと思ってもらうことも大事です。

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