勉強は、いつも同じペースで進むわけではありません。
すっと理解できる単元もあれば、何度説明を聞いてもなかなか腑に落ちない単元もあります。だから本来、学習の進め方は、その子の理解度に合わせて変えられる方が良いのです。
オンライン学習の良いところは、まさにそこにあります。
わかるところは、自分でどんどん進めることができる。授業の進度を待つ必要もありませんし、周りに合わせて立ち止まる必要もありません。理解できている内容であれば、テンポよく先へ進めばよいのです。
もちろん、急ぎすぎて雑になるのは困ります。問題を解き、確認し、間違えたところを直す。その基本は守らなければいけません。しかし、きちんと理解できているのであれば、必要以上に同じところに時間をかけることはありません。
むしろ、進める時に進んでおくことが大事です。
後になれば、必ず難しいところが出てきます。算数であれば、条件整理が複雑になる問題。理科であれば、実験やグラフを読み取って考える問題。国語であれば、本文の根拠を正確に拾って答える記述問題。そういうところでは、どうしても時間がかかります。
そのときに、前の単元で必要以上に足踏みをしていると、じっくり考える時間がなくなってしまいます。
だから、できるところは前へ進む。わからないところは立ち止まる。この切り替えが大切なのです。
一斉授業では、どうしても全体のペースがあります。わかっている子も、まだわかっていない子も、同じ時間を同じ内容に使うことになります。それが悪いというわけではありませんが、子どもによっては、もったいない時間が生まれることもあります。
オンラインで自分のペースを作れるなら、その利点を活かすべきです。
今日は調子が良い。内容もよくわかる。問題もきちんと解ける。そういう日は、少し多めに進めてよいのです。反対に、引っかかるところが出てきたら、そこは無理に進まない。説明を見直し、質問し、類題を解き、時間をかけて理解する。
大事なのは、毎日同じ量を機械的にこなすことではありません。
その日の学習内容を見て、進めるところは進み、止まるべきところでは止まる。その判断を少しずつ身につけていくことです。
受験勉強では、後半になるほど時間の使い方が重要になります。過去問、弱点補強、志望校対策と、やるべきことは増えていきます。そのときに余裕を作るためにも、今、進めるところはしっかり進んでおく。
オンライン学習は、そのための道具としてとても有効です。
ただ画面の前に座っているだけでは意味がありません。自分で進める、自分で止まる、自分で確認する。その使い方ができるようになると、学習の効率は大きく変わります。
進める時は進む。
そして、難しいところに出会ったら、そこでしっかり時間をかける。
このメリハリが、後半の伸びにつながっていくのです。
