私立の受験校はかなりの割合で完全中高一貫校に変わってきました。
完全中高一貫校というのは、高校からの入学者がない一貫校のこと。
男子の御三家でいえば、開成は高校募集をしますが、麻布、武蔵は募集をしません。
女子の御三家は３校とも完全一貫校。
で、完全一貫校になると何が良いのかというと、高校から入ってくる子どもたちのことを考えずにぶっ飛ばせる。
だから例えば中学２年間で中学校の課程を終えて、中３で高１、高１で高２という風に１年ずつずらすと、最後高３は完全に空いてしまうので、ここで大学入試の実践演習をできる。
もちろん完全一貫校でなくてもこれをやっている学校はあり、この場合、高校から入る子はなかなか大変で、だから高校から入る子は全員が高校からという公立トップ校を希望する子が増えてきているのです。
だから私立の受験校は高校での募集があまり多くはない。大学付属校はそれなりに枠があるが、大学受験校はあまり枠がないので、その分公立高校に流れる部分があるのです。
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