普段の試験はそこそことれるのに、大きな会場テスト
や模擬試験になると点数がのびないと言う子がいます。
今日、そういう女の子と話をしていました。
「あがるの?」
「はい。」
「結果が気になる?」
「はい。解けなかったらいやだなあと思うから。」
「試験が楽しくない?」
「楽しいはず、ないでしょう。」
「でも、必ずいい点取れたら楽しくない?」
「そんなこと、ないから。」
「いや、そういう人はいるよ」
「私は違います」
「そうかなあ」
「え?」
「なれないことはないんじゃない?」
「・・・・」
自分ができないと思えば、自信はなくなるのです。
そういえば、昔、ある学校の前で入試応援をしていたら、
大声で「受かってくるからな!」と私の背中をどついて
入試会場に入っていった男の子がいました。彼はその学
校だけ合格しましたが、でも、そのときは「入ってやる」
という自信が彼の不安なんか叩きつぶしていたのかもし
れません。そのくらいの気持ちで入試に立ち向かわない
となかなか力がでないのではないでしょうか。中学入試
はそのくら小学校6年生にとっては難儀なことだと思い
ます。