中学受験の加熱期はこれまでも何回かありました。
そのたびに、「無理が通って道理が引っ込む」みたいなことが起きる。入塾期の前倒しや通塾日の増加は、その表れでしょう。
今回の中学受験の加熱は、少子化なのに起こっています。この原因は社会の分断にあるのだそうです。
派遣法の改正以降、非正規雇用の人数が増えて、社会は二極化してきています。そこに収入の差が歴然と生じているので、親としては我が子をなるべくならば、それなりに収入の得られる道に進ませたい。
そうなると有名大学に入れる必要があるから、そのために中学受験を、という道筋になるのだそうです。
その真偽はともかくとして、だったらやはり合格しないといけない。
そのために、長い期間受験勉強をしないといけない、わけではありません。むしろ加熱期だからこそ合理的に進まないといけない。
子どもの成長に合わせて、やるべきことを決めていく。土台、すべての学校に対応できることなど考える必要はないのです。自分が入りたいという学校への道筋を決めればよい。
塾は全員に同じことをさせて、それこそ1位から順番や偏差値を付けるわけですが、本当はそれにあまり意味がない。開成を受けないのに、開成を受ける子と競争することはないからです。
加熱期だからこそ、お父さん、お母さんには冷静に対応してもらいたいと思うのです。最近、中学受験の撤退の話を聞くことが増えたのも、やはりいろいろな無理がたたっているから。
受験できてこそ合目的的なわけですから、やはり上手にわたっていかないといけないところがあるので、煽られすぎないようにしてください。
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